メンタル崩壊!アラフォー男と家族の奮闘記

メンタル崩壊!アラフォー男と家族の奮闘記

30代でうつ病になった人間と家族のその後の生き方。

夫がメンタル崩壊した理由Part13😧

 

ごあいさつ

 読者の皆さん、こんにちは、MARIです。

 今日は祝日、天皇誕生日ですね。

 いかがお過ごしですか?

 

 

 実は先日となる2月21日の日曜日、夫のTAKA、私、長女で近くの公園

 にいきました。

 そこで、長女が自転車の練習をすることになりました。

 

 かなり前(※買ったのは4歳の誕生日。ちなみに今は1年生です。)

 に長女の要望で自転車を買いました。

 買った当初、長女はうれしさから、補助輪つきの自転車を乗り回して

 いましたが、そのうち飽きてしまい、その後は玄関先に放置状態でし

 た😭。

 

 ところが21日の午後になり、突然、自転車の練習がしたいと言い出し

 たのです。

 このため、私たち夫婦と長女で公園に行くことにしました。

 

 公園に着くと長女は早速自転車にまたがり、ペダルをこごうと試行錯

 誤しだしたのです。

 私は、そんな長女を見ながら、さすがに今日中には乗れるようにはな

 らないんじゃないかと思いながら、

  「大丈夫、いけるよ!」

 などと声かけをしていました。

 当然、完全放置状態ではなく、たまに、自転車をささえてあげるなど

 はしていましたが・・・。

 そのうち長女が、私の助けを拒むようになったため、その後は見守る

 ことにしました。

 

 そして、公園に到着後、数十分が経過し、私が夫と話をしながら、長

 女から目を離したところ、

  「ママ~!」

 との叫び声。

 転んだかな?と思いながら、声のする方向を見ると・・・。

 へ?乗れてるじゃん😲!!

 夫もその光景を見て、一目散に長女に駆け寄り抱きしめ、キス攻め!

 夫婦共々、子どもの潜在能力の高さに驚かされた瞬間でした。

 

 よく夫は自らの子育て論なのでしょうか、

  子どもが自己主張をした時は能力が伸びる前触れだから、もし可能

  であれば、必要性を見極めた上で、親としては環境と道具を整えて

  やればいい。

  そして子どもの能力を信じて待てば、必ず伸びるはず。

  だから、子どもの自己主張を見逃してはいけない。

 と言っています。

 今回は、その最たる例だと思いました。

 

 私は、この夫の子育て論を、常々、毒親(※夫の母親)に聞かせてあ

 げたいなぁ~とは思っているのですが・・・。

 もう、遅いですかねっていうか、必要ないですね。

 

 ちなみに、夫が31歳で係長に昇進した時、たまたま、夫が毒親と言い

 合いになることがあり、夫が毒親を言い負かしたことがあったんだす

 が、その際、毒親が吐いた捨て台詞が、

  「あんた、偉くなったね。」

 ですから・・・。

 

 さて、今回は第28話です。

 3カウント目、夫が35歳の時の勤務状況などについて書いていきます。

 サブタイトルは、

  【ついにメンタル崩壊!:本庁での3年目】

 になります。

 

 夫は、県外の官庁での派遣勤務を終えた翌日から、自県のある部署の

 プロジェクトに参加することになっていました。

 そして、そのプロジェクトに従事するなかで、夫はプロジェクトの責

 任者である上司(※前回登場したトイレ上司ではなく、別の上司にな

 ります。)と衝突し、目を付けられてしまうのです。

 

 さぁ~、今回も、スタートです!

 

県東部のある部署への派遣

 先程も少し触れましたが、夫は県外の官庁での派遣勤務を終え、その

 後、自県の東部に位置するある部署(※ちなみに、私たち家族は県西

 部在住です。)のプロジェクトへ参加するように、

  トイレ上司(※前回のブログを確認してください😁。)

 から指示を受けたようです。

 その指示も、夫がホテルで帰県のため身支度を整えている時で、

  「おう係長、明日から〇〇署へ行ってくれ。」

  「プロジェクトの概要は、俺も詳しいことが分からないから、そっ

   ちで聞いてよ。」

 と電話で言われたみたいです。

 

 この電話の内容、突っ込みどころ満載じゃないですか?

 まず、普通は上司なら、

  「係長、県外派遣、本当にお疲れさん。」

  「家族には寂しい思いをさせて悪かったな。」

 って感じの労いの言葉があってもいいと思いません?

 その後、仕事の内容として、

  「申し訳ないが、明日から〇〇の部署へ行ってもらいたい。」

  「プロジェクトの概要は、かくかくしかじかといった内容らしいが

   俺も詳しい内容までは把握できていない。」

  「悪いが、現地で詳しい内容の把握に努めてくれ。」

  「よろしく頼む。」

 といった感じで指示をすると思いますが・・・。

 だって、部下は不安じゃないですか。

 

 まぁ~、私は、官庁の偉い上司じゃないんですけど・・・。

 ただ、最低でも、プロジェクトの概要は上司なら把握しておくものじ

 ゃないですかね。

 だって、官庁でしょ?

 信じられませんでした。

 でも、夫曰く、官庁はこんな上司ばかりだそうです。

 

 話を戻しますが、夫はトイレ上司の指示を受けて、帰県の翌日の朝6

 時には家を出て車で片道2時間をかけて、県東部のある部署へ向かい

 ました。

 そして、その部署へ出勤してみると、そこには既に複数の本庁勤務員

 がプロジェクトに従事していたようです。

 そこで、夫はひと通り勤務員に挨拶を終えた後、そのプロジェクトの

 上司(※ここではトイレ上司ではない新しい上司。)から、

  「1日、2日でプロジェクトの概要を把握しろ。」

  「お前には、A係長と一緒にプロジェクトのまとめをやってもらう

   。」

 と言われたようです。

 

 夫は、当初、今回もプロジェクトの歯車の一つとして勉強しながら働

 く気でいたようですが、実際はまとめ役になってしまい、プロジェク

 トを1から10まで把握しなければならなくなったみたいです。

 それも、たった1日、2日で・・・。

  

 ちなみに、夫は、初出勤から帰ってきたとき、私に、

  「また、初めて経験する大きなプロジェクトだよ。」

  「既に、俺より年のいった係長が5~6にはいたよ。」

  「なのに、なぜか一番若い係長でさらに途中参加の俺がプロジェク

   トのまとめ役の1人になっちゃったよ。」

 と言って肩を落としていました。

 しかも、新しい上司が、官庁内でも有名な激高型?瞬間湯沸かし器型

 ?ゴマすり上司型?の上司(※あだ名は「チョビ」という上司らしい

 。)らしく、そのことについても、

  「どうしよ~、面倒くさいなぁ。」

 と言っていました。

 

 この時の夫は、前回のブログでも簡単に書きましたが、

  ・経験のない仕事のオンパレード

  ・常に必要とされる、人間関係の構築

  ・仕事についていくための法律などの勉強による自己研鑽

 などにより、

  24時間、脳がフル稼働している状態だったため、精神状態が不安定

  (※ちょっとしたことに敏感になり、また極度の心配性になってい

  ました。)

 でした。

 

 また、夫はこの頃の自分の精神状態を、

  「メンタルや脳のキャパシティーコップの水が溢れそうになってい

   た。」

  「コップの水が増えることはあっても、減ることはないから日々状

   態は悪くなる一方だった。」

 と言っています。

 

上司に目を付けられる?

 県東部のある部署へ派遣となって数日が経過した頃、夫が帰宅した際

 に、

  「上司と仕事のことで衝突した。」

  「まぁ~、俺がわるいんだけど・・・。」

 と言ったのです。

 

 具体的には、その日の勤務中に、チョビ上司から、プロジェクトのま

 とめ役の1人である夫に、プロジェクトの今後の進行プランについて

 説明を求められたようです。

 このため、夫が説明をしたのですが、プロジェクトに参加してからに

 日が浅い夫には、だいぶ荷が重すぎたようで、何度か言葉に詰まった

 みたいです。

 

 そして、その夫の状況を見兼ねたチョビ上司が、突然、激高し、

  「お前、このプロジェクトをどうしていくつもりなんだよ!」

 と怒鳴ったみたいです。

 そして、この時夫は、売り言葉に買い言葉で、チョビ上司に、

  「今、考えてやってますよ!」

 と怒鳴り返してしまったようです。

 

 この話を聞いた私は、

  普段の夫だったら、この程度のことで上司に食って掛かるこ

  となって考えられないなぁ。

 と思う一方で、

  こんな衝突、よくある上司と部下のやりとりでしょ?

 と思ったのですが、夫は、

  ①仕事ができない自分が不甲斐ない

        👇

  ②プロジェクトの進行が遅れる

        👇

  ③上司に怒られる

        👇

  ④仕事ができない自分が偉そうに上司に逆らう

        👇

  ⑤そんな自分が許せない

 といった考えで、自分を責めているようでした。

 

 通常なら、

  まぁ~、しょうがないよね。

  また、明日から頑張ろう!

 ってことになるのでしょうが、この日、夫は眠れなかったらしく

 翌朝、目の下に大きなくまを作った状態で出勤したのです。

  

 そして、その日の夜、私が心配して待っていると、夫がさらに落

 ち込んだ様子で帰ってきて、無言のまま居間のソファーに崩れ落

 ちたのです。

 

 このため、私は、夫にどうしたのか聞いたのですが、その時直ぐ

 に理由を話してはくれませんでした。

 しかし、寝室で寝る時になって、私に

  「今日、まとめ役のもう1人のA係長からさ・・・、上司が昨

   日(※夫が上司に口答えした日)、係長(※夫のこと)の

   ことで

    あの小僧なめやがって。

    あんな小僧に口答えされたのは初めてだ。

    絶対、ゆるさねぇ。

    と言ってたよ。

   と知らされたんだよ。」

 と打ち明けてくれたんです。

 夫曰く、本庁の上司に目を付けられたのは初めてだったようで

 す。

 

 なお、その日以降、夫と上司との関係性が改善されないまま、

 プロジェクトは翌年には終結したみたいです。

 

 この年も、私から見れば、夫は1年間大事なく乗り切ったとい

 った印象を受けたのですが・・・。

 夫としては、

  仕事のでき

 と、

  上司の自分に対する評価

 にフォーカスしてしまい、さらに、自分を追い込んでしまった

 のです。

  

 あ、あと、この年、元のトイレ上司から言われていた昇進試験

 を受けましたが、結果的には落ちています。

 この点についても、夫は、

  「俺は、昇進試験もパスできない。」

 と自分を責めていました。

 

 そんな夫に、私は、

  「気にしなくていいよ。」

  「大丈夫だよ。」

 と声を掛けるのですが、恐らくこの時の夫には私の声が届いて

 いなかったのでしょうね・・・。

 

 

ここからは、いつもの夫婦劇場😊

 私:3年目も何とか乗り切れたんじゃないの?

 夫:命すり減らしてね。

 私:結論から言うとそうなんだろうね。

   ところで、3年目にしてなんで上司に口答えしたの?

   別に否定するつもりは全くないんだけど、TAKAくんの場合、

   1年目、2年目は我慢できたんだよね?

   まぁ~私は、1年目からでも言いたいことは言えばいいと

   思ってたんだけど。

   係長なんだからさぁ。

 夫:言いたいことを直ぐに口に出すのは、ただの馬鹿がするこ

   とでしょ。

   だから、それはできなかった。

   相手は、上司だし・・・。

   組織である以上、上司の指示は絶対だからさ・・・。

 私:それはおかしいでしょ。

   だって、上司が間違った指示とか、感情にまかせて物を言

   うようになったら暴君状態でしょ。

   それを止めるのが係長じゃないの?

 夫:う~ん、今はそう思う場面もあるけど・・・。

   でも、俺たちの組織は上下関係がしっかりしてるからなぁ。

 私:まぁ~そうなんでしょうけど。

   じゃ~なんで、この時は上司に口答えしたの?

 夫:だって、そのプロジェクトに配属されてまだ数日だったん

   だよ。

   まとめの仕事をやりながら、さらに、先の先まで予定を聞

   いてきたから・・・。

   「ちょっと、待ってくれよ。」って感じでさ。

   つい・・・。

 私:そうなんだ。

   普段のTAKAくんなら、

    「すいません。」

   で切り抜けそうな気もするけど。

 夫:この時はもう、自分を抑えることがで

   きなくなってて・・・。

   おそらく、だいぶ精神的にまいっていてキャパオーバーの

   状態だったんだ。

   実は、その上司、他の係長連中にも嫌われていてさ、係長

   連中の上司に対する愚痴が、俺の耳にも入っていた関係で、

   俺にも正義感というか勢いがついちゃったのかなぁ。

   周りからポジティブな面で影響されるならいいんだけど、

   この時は、ネガティブな面で他の係長連中の影響を受けち

   ゃったなぁ。

 私:他の係長連中は加勢してくれなかったの?

 夫:「よくやってくれた。」とは言われたけど、おそらく、内

   心では、

    上司に逆らうなんて馬鹿だなぁ。

   と思っていたと思うよ。

   人間不信だったなぁ。

   詳しくは長くなるから言わないけど、

   現場勤務員の中でも本音と建前がすごかったから。

 私:じゃ~、TAKAくんは本庁に異動してから、ずっと、

    ・仕事ができないことへの不甲斐なさ

    ・人間関係における精神的不安

   の気持ちを抱えていたってこと?  

 夫:だね。

   じゃなきゃ、メンタル崩壊しないでしょ。

 私:だね。

 

おわりに

 以上で、今回の第28話を終了します。

 夫は、読んでいいただいているとおり、本庁異動後、毎年着実

 にメンタル崩壊へと進んでいっていました。

 

 あと、夫は官庁に就職してから、メンタルが崩壊するまでの間、

 ことあるごとに、

  俺の仕事は人の人生を大きく変えてしまう仕事だから絶対に

  失敗はできない。

  だから、常に全力を尽くさなきゃいけない。

 と言っていました。

 詳しい仕事の内容は言えませんが、夫がこの仕事に対し、日々、

 相当のプレッシャーを感じながら従事していたことは間違いあ

 りません・・・😩。

 

 さて、次回は、

  【ついにメンタル崩壊!:本庁での4年目】

 について書こうと思います。

 では、また👋。