メンタル崩壊!アラフォー男と家族の奮闘記

メンタル崩壊!アラフォー男と家族の奮闘記

30代でうつ病になった人間と家族のその後の生き方。

夫の職場復帰:Part1😎

 

ごあいさつ

 みなさん、こんにちは、MARIです。

 本日は土曜日、2月もいよいよ明日で終わりですね。

 月日が経つのは、本当に早いです。

 来月には、

  二男の公立高校入試

 があり、それ以外にも、もしかしたら、

  夫の仕事の異動

 があるかもしれません。

 我が家にも変化が訪れる月です。

 

 夫曰く、

  『うつ病』になるまでは、変化を恐れ安定を求めてきたけ

  ど、今後は変化を求めて行動していくことが、『うつ病

  完治への鍵となるはず!

 らしいので、私も夫の考えに賛同し、一緒に行動していこう

 と思います。

 

 まぁ~、この言葉を発していた時の夫は、とても不安そうな

 顔をしてましたけどね😅。

 きっと、自分に言い聞かせているんでしょうね。

 無理をしないように、応援していこうと思います。

 

 さて、今回は第31話となります。

 前回で、

  【夫のメンタル崩壊理由】編

 が終了しましたので、今後は

  【夫の職場復帰】編

 について書いていこうと思います。

 

 夫が職場(※本庁勤務)に復帰したのは、

  2016年6月

 になります。

 夫は、職場復帰後、本庁において2週間の復帰訓練をし、

 その後、県西部のある某部署のプロジェクトに参加するた

 めに現場勤務員として派遣されています。

 そして、現場勤務員とした派遣された某部署において、進

 行中であったプロジェクトを夫の起点の利いた手法で、超

 巨大プロジェクトへと発展させ、最終的に、

  本庁トップ賞

 を受賞することになります。

 

 なお、この超巨大プロジェクトに従事していく中で、夫は

 『うつ病』を急速に回復させていくことになります。

 

 夫は、この超巨大プロジェクトで成果が出せたのは理由に

 ついて、

  ・同僚の助けがあったから

 と言っています。

 

 では、

  【夫の職場復帰】編

 について書いていこうと思います。

 サブタイトルは、

  【夫が職場復帰を口にした理由など】

 になります。

 では~、はじまり、はじまり~!

 

回復期の夫の様子

 以前のブログで書きましたが、夫は、

   メンタル崩壊、所謂、『うつ病

 を患い、

   2015年10月

 から休職しました。

 その後、私たち家族は、夫の、

   ・最悪期 3か月

   ・行動期 3か月

   ・回復期 2か月

 を一緒に過ごし、この大変な時期をなんとか乗り越えてき

 ました。

 そして、夫は、その後となる

   2016年6月

 に職場復帰を果たしています。

 

 回復期の夫の様子はというと・・・、

   ・行動期からウォーキングを欠かさず続け、下半身に

    筋肉がついてきたこと

   ・家族に対して朝昼晩の挨拶をするようになったこと

   ・病院の先生に、少しではあるものの自分の病状を説

    明できるようになったこと

   ・時折、目に力が宿るようになったこと

   ・読書をするようになったこと

   ・大好きなコーヒーを飲みたいと飲食に対して自己主

    張するようになったこと 

 などの変化、というか回復が見られました。

 しかし、一方で、

   ・眠れない状態と夜の『甘物過食』がつづいていたこと

   ・食欲は戻らず、15キロ以上減った体重の増加が見ら

    れず顔に生気が戻っていない状態であること

 など、相も変わらず変化が見られない状態も続いていました。

 

 この時期の夫の様子を見る限り、私は、

   まだまだ通常の状態には戻れていないな。

 と感じていました。

 

夫が職場復帰を口にした理由

 でも、この回復期に入ると、夫が私との会話の中で、時々で

 はありますが、

   「そろそろ、職場復帰しようかなぁ・・・。」

 と言うようになってきたのです。

 

 正直、この言葉を聞いて、私は、

   やっとこんなことが言えるまで回復したんだ。

 と喜ぶ😊反面、

   まだ早いし・・・。 

   ていうか、元の職場に復帰するつもりがあるんだ!

 と驚き😲を覚えました。

 

 ただ、先程も書きましたが、私的には、

   まだまだ(※夫は)通常の状態には戻れていないな。

 と感じていましたので、

   ・夫が職場復帰をするにしても、あと数か月は無理

    なんじゃないか。

   ・せめて、食欲が戻ってからじゃないと体力がもた

    ないんじゃないか。

 と思っていました。

 

 ちなみに、夫に対し、当時、職場復帰を口にした理由を

 聞いてみると、

   「正直、まだ、時期尚早だとは思っていたよ。」

 と言った上で、

   「とはいっても、生活費を稼がないといけないし。」

   「それ以上に、悪気はないと思いたいけど、本庁の

    上司から定期的に架かってくる病状を尋ねる電話

    への受け答えにストレスを感じるようになってい

    たからなんだ。」

 と言っています。

 

 私は、この夫の言葉を聞いて、

   「そんなことを思っていたんだ。」

   「気にしなくてよかったのになぁ~。」

 と思いましたが、一方で、夫の性格上、

   「現場復帰を言い出さずにはいられなかったんだろ

    うなぁ~。」

 とも感じました。 

 

夫がついに職場復帰へ・・・

 夫自身、職場復帰は時期尚早と感じていたようですが、

 当時、もう、自分の中で我慢の限界がきていたのか、

   2016年5月中旬

 に通院先の病院の先生に自らの意思で、

   「職場復帰をしたいです。」

 と伝えたのです。

  

 その時の、先生は、驚いた様子でしたが、職場復帰に

 関しては、

   いい

 とも、

   悪い

 とも言わず、夫の意思を尊重し、

   「わかりました。」

   「無理はしないようにね。」

 と言って、受け入れてくれました。

 

 そして、夫は病院の駐車場の車の中で本庁の上司に、

   2016年6月からの職場復帰の意向

 を伝えました。

  

 その後、夫の職場では、夫の復帰に向けて、

   ・初めの2週間は本庁における短時間勤務

   ・次の1か月は現場勤務員として通常勤務(※超

    過勤務なし)

   ・続いてさらに1か月間は勤務員として通常勤務

    (※超過勤務あり)

 といったカリキュラムが組まれ、夫は自宅で上司から

 その説明を受けました。

 

 そして予定どおり、夫は、

   2016年6月

 に職場復帰を果たしたのです。

 

 

ここからは、いつもの夫婦劇場😊

 私:いや~、あの時は正直、

    「TAKAくん、まだ早いよ~。」

   って思ったよ。

   めっちゃ不安だったよ。

   でも、一方で、少しほっとしたかな。

 夫:うん。

   俺自身も、早いかなとは思たよ。

   でも、やっぱり生活費を稼がなくちゃいけないし、

   本庁からの病状確認には嫌気がさしていたし・・

   ・。

   それ以外にも、これ以上休んだら、もう、職場に

   は戻れなくなるんじゃないかと思ってね~。

   本当のことを言うと、職場復帰は不安でいっぱい

   だったよ。  

 私:うん、うん。

   私もTAKAくんも、お互い不安でいっぱいだったけ

   ど、次のステップへ行くことにしたんだよね。

 夫:ところで、病院の先生もよく復帰をゆるしてくれ

   たよな・・・。

 私:そうだね。

   『うつ病』の人は基本的に、生真面目で物ごとを

   きちっとしたいって思う人が多いから、先生も、

   職場復帰をとめるより、TAKAくんの意思を尊重す

   ることで、本人の無用なストレスを軽減させ回復

   させることを選択してくれたのかなぁ~。

   まぁ~、実際、職場復帰後の回復力も目を見張る

   ものがあったしね。

 夫:そうだね。

 私:そういえば、『うつ病』になった時、先生に言わ

   れて、

     その通り!

   って思った言葉があるんだけど。

 夫:な~に~?

 私:『うつ病』の人の心は、

     過去への肥大と未来の先細り

   って。

   TAKAくん、『うつ病』がひどかった時、過去(※

   幼少期の頃のこと)が走馬灯のようにフラッシュ

   バックするって言ってたじゃん。

   そのことを先生に言ったら、さっきの言葉を言っ

   てくれたんだよね。

   すごく納得しちゃったんだよ。

   実際、先が見えなくなって不安がつのっちゃって

   たしね。

 夫:そうか~。

 私:そう思うと、TAKAくんが、職場へ復帰したいと思

   ったのは、未来に希望を持って前に進もうとした

   ってことだね。

   つまり、

     未来の先細り

   から抜け出そうとしたってことなんだよ、きっと。

 夫:そういうことかぁ~。

   まぁ~、本当に病状がひどかった時は職場復帰な

   んて全く考える余裕はなかったから、そう思えば、

   回復期には、ある程度、先が見えるようになってき

   てたんだろうね。

 私:当時は、まだ、

     生きてるだけ

   または、

     息してるだけ

   で精一杯って感じの時が多かったしね😁。

 夫:でも、この回復期の先生からの言葉に本当に救われ

   たなぁ~。

   その時に欲しい言葉を言ってもらえた気がするよ。

   まぁ~最悪期と行動期はあんまり覚えてないけど・

   ・・。

 私:夫婦でそろって先生に受診してて、本当に良かった

   と思ってる。

   私も先生からの言葉にすごく助けられたから・・・。

   TAKAくんが、先生に職場復帰をしたいって告げた時

   に、先生が

     「無理しないように。」

   ってさらっと言ってくれた時は、

     この先生、気持ちわかってくれてるなぁ~。

   って思ったね😂。

 

 おわりに

 今回は、この辺で終了したいと思います。

 最後まで、読んでいただきありがとうございました。

 

 職場復帰後の夫はというと、だいぶ気持ちの浮き沈

 みがあり、体力的にも辛そうで、家に帰ってくると

 ぐったりしている状態がかなりの期間続きました。

 

 そして私は、そんな夫を見るたびに、

   本当に復帰させてよかったんだろうか?

 と自問自答する日々が続きました。

 その気持ちも次回以降書いていければと思います。

 

 さて、次回は、いよいよ本格的に職場復帰後の夫の

 様子などについて書いていこうと思います。お楽し

 みに😎。

 では、また👋。 

夫がメンタル崩壊した理由Part15😣

 

ごあいさつ

 主婦ブロガーのMARIです。

 昨日は、令和3年1月27日から連続更新してきた、

  【メンタル崩壊!アラフォー男と家族の奮闘記】

 を初めてお休みしてしまいました。

 楽しみにされていた読者の皆さん、申し訳ありませんでした。

 

 基本的には、記事を溜めて書くことはしませんので、今回のよ

 うなことになってしまいました。

 今後のブログ運営を含め、考えていかなきゃなぁ~と感じてい

 ます。

 あまりブログを書くことがストレスになってしまっては、本末

 転倒なので、楽しんで書けるペースを自分なりに考えていこう

 と思います。

 

 さて、話は変わり、寒暖の差が激しい今日この頃ですが、皆さ

 ん肩こりや腰痛、首こりなどで悩んでいませんか?

 私は、このような時期になると、肩こりと首こりがひどくなり、

 定期的に地元の接骨院に行ってメンテナンスをしてもらってい

 ます。

 実は、夫もその接骨院へ通ってメンテナンスをしてもらってい

 るのですが、その夫から、あることを教えてもらいました。

 

 その内容は、

  整骨院なんかでマッサージをしてもらうと、幸せホルモンの

  『セロトニン』が分泌するから、多少の痛みでも我慢せず定

  期的に通ってメンテナンスしてもらったほうがいい!

 といったことでした。

 

 確かに、夫はメンタル崩壊、所謂、『うつ病』になり、

  ・最悪期

  ・行動期

  ・回復期

 のうち、特に回復期は、整体院に定期的に通いマッサージをし

 てもらっていました。

 だから、夫の言っていることは正しいのかも・・・。

 私は、看護師ですが、この辺の知識には疎いので何とも言えま

 せんが、夫曰く、経験者は語るとのことなので、参考にしても

 らうといいかもしれません。

 

 さて、今回は第30話です。

 5カウント目、夫が37歳の時であり、

  メンタル崩壊、所謂、『うつ病

 を患った年となります。

 サブタイトルは、

  【ついにメンタル崩壊!:本庁での5年目】

 になります。

 

 夫は、本庁に異動して4年目の12月頃(※丁度、私たち夫婦に

 3人目の長女が生まれた頃だったようです。)に、チョビ上司

 に、

  来年から、本庁内でデスク勤務をしてもらう

 といった内容の話を受けているようです。

 そして、そのデスク勤務についた年に、夫は、

  メンタル崩壊、所謂、『うつ病

 になってしまったのです。

 切っ掛け?引き金?はというと、

  デスク勤務での上司の不作為による『逃げハラ(※逃げるハ

  ラスメント)』

 になるようですが・・・。

 

 では、今回も書き始めていきます。

 レッツ、スターティン!

 by 2回目使用・・・😒。

 

デスク勤務の内容

 チョビ上司の命令によって、夫は、本庁勤務5年目にしてデス

 ク勤務をすることになりました。

 本庁内でのデスク勤務などについては、既に何度か説明をして

 いますが、もう一度言っておくと、

  ・派遣された現場勤務員がプロジェクトを円滑に進めるため

   の派遣先部署との折衝

  ・県下に20以上ある部署への指導・助言、及び、法律の解釈

   ・説明、通達の作成・発出

  ・東京にある各都道府県の官庁をまとめる本部との折衝

  ・県議会対応などの資料及び書類や月末の統計資料の作成

 などを行う仕事であり、

  偉い上司が周りにいっぱいいて、求められることが現場勤務

  員より多く、非常にストレスが溜まる場所

 だそうです。

 夫は、この、

  偉い上司が周りにいっぱいいて、求められることが現場勤務

  員より多く、非常にストレスが溜まる場所

 での勤務を、非常に嫌がっていました。

 

デスク勤務員などについて

 次に、夫が実際に本庁のデスク勤務に就いた時の状況などにつ

 いて書きます。

 夫が就いたデスク勤務のメンバーについてですが、夫を入れて

 計3名で

  ・1人目が、夫の一つ上の立場の年齢58歳の上司

  ・2人目が、夫本人

  ・3人目が、夫の一つ下の立場の年齢37歳の部下

 といった構成だったようです。

 続いて、上司及び部下の仕事っぷりについてですが、上司は、

  残り2年で退職ということもあり仕事から逃げて夫に丸投げ、

  問題が起きると責任からも逃げてしまう、夫曰く『逃げハラ

  白髪上司』

 で、部下は、

  昇進意欲はあるものの、仕事は自分が得意とする部門以外は

  一切手を出さず、どんなに夫が忙しそうにしていても先に帰

  ってしまう、夫曰く『マイペース部下』

 だったようです。

 

 ちなみに、夫は、このうちの『逃げハラ白髪上司』により、結

 果的に、メンタル崩壊へのトドメをさされたみたいですが・・

 ・。

 夫は、この白髪上司について、

  「この人が全ての原因ではないけどこの人の『逃げハラ』が、

   俺のメンタル崩壊の切っ掛け?引き金?になったとは思う

   よ。」

 と言っています。

 

白髪上司の具体的な『逃げハラ』

 この白髪上司の『逃げハラ』について、具体的な内容を夫に聞

 くと、

  ・朝出勤してくると、自分のところに上がってくる決裁書類

   に目を通して判子をおすだけで、あとはパソコンとにらめ

   っこしてるだけ

  ・仕事に関する判断は一切しない

  ・仕事の内容を把握しようとしない

 といった状況であると前置きした上で、夫は、

  「本当に何にもやらないから、白髪上司の具体的な仕事って

   わからないんだよ。」

  「ただ、デクス勤務の主な仕事である、

    ・派遣された現場勤務員がプロジェクトを円滑に進める

     ための派遣先部署との折衝

    ・県下に20以上ある部署への指導・助言、及び、法律の

     解釈・説明、通達の作成・発出

    ・東京にある各都道府県の官庁をまとめる本部との折衝

    ・県議会対応などの資料や月末の統計資料の作成

   などは、とにかく全部俺がやり、突発的な仕事や、それに

   対する上司(※白髪上司のさらに上の立場にいる人間)か

   らの質疑についても俺が対応していた。」

  「つまり、デスク勤務の8~9割は俺がやっていた。」

  「どうでもいい頭を使わないパソコンへの入力作業や県下に

   20以上ある部署からのしょうもない照会関係などの仕事は

   『マイペース部下』がやってくれていたけどね。」

 と言っています。

 

 そして、さらに夫に対し、特に厳しかったことなどを聞いたと

 ころ、

  「県下に20以上ある部署や東京の本部の、白髪上司と同じ立

   ち位置の人間からの質疑の電話かな。」

 と言い、その理由について、

  「俺より立場が上の人間からの質疑で、俺では判断できない

   ことなんかがあると、必ず1度電話を切った後、白髪上司

   に確認するんだけど、白髪上司が結論を出さず、相手に折

   り返しの電話もしないんだよ。」

  「だから、俺が対応することになるんだけど、そのストレス

   といったら半端なかったんだ。」

 とのことでした。

 また、それ以外には、

  「県議会対応に関する資料及び書類の作成についてかな。」

 と言い、その理由については、

  「この仕事は、とにかく莫大な資料と書類の作成を要する関

   係で神経をかなりすり減らすので、本庁の他部門では、白

   髪上司と同じ立場の人間が対応し作成等するんだけど、俺

   のいる部門では全部俺がやっていた。」

  「この資料や書類の作成は、年に数回あるんだけど、その時

   期はいつも終電で帰っていたしね。」

  「だから、肉体的にも精神的にも非常に疲れてた。」

 とのことでした。

 夫の話っぷりから、他にも沢山あるように感じましたが、

  「これ以上、内部事情だから言えない。」

 とのことでしたので、この辺で終わります。 

 

メンタル崩壊、所謂、『うつ病』を患った理由

 以上の状況から、夫は本庁での5年目の勤務中に、

  メンタル崩壊、所謂、『うつ病

 になりました。

 夫に、今回、メンタル崩壊した理由を今一度聞いたところ、夫

 は、

  「実際には、これが原因とは言い切れない。」

 と言った後に、

  ・全く経験のない本庁の部門での勤務による肉体的及び精神

   的苦痛によるストレス過多

  ・本庁の上司のパワハラや、上司との確執による精神的苦痛

   によるストレス過多

  ・本庁での同僚との人間関係による精神的苦痛によるストレ

   ス過多

  ・昇進試験の取り組みに対する上司からの執拗な声掛けによ

   る精神的な苦痛によるストレス過多

 が4年間続いたこと以外に、やはり5年目となる、

  ・本庁のデスク勤務での白髪上司の『逃げハラ』による、莫

   大な仕事量をこなす上での肉体的及び精神的苦痛によるス

   トレス過多

 がのしかかったことが引き金だったのではないかと言っていま

 した。

 それ以外にも、

  ・本庁勤務で給料が下がった上での住宅ローンの返済や家計

   などの生活面での不安によるストレス過多

 もあったと言っていました。

 

 私としては、夫が言ったこと以外にも、何度も言ってきている

 とおり、夫が育った家庭環境や毒親の子育て方針により植え付

 けられた、

  ・100点至上主義による失敗への恐れ

  ・成功体験ができない状態の指示待ち

  ・自己肯定感が低く自分に価値を見いだせない

 というマインドや、夫の先天的な、

  真面目で正義感が強く優しい

 といった性格が影響していると思っています。

 おそらく、夫もそのように感じていると思います。

 

 

 以上が、

  【夫がメンタル崩壊した理由】

 のPart1からPart15までの内容になります。

 

 非常に長々と書いてきましたが、いかがだったでしょうか?

 共感してもらえるような箇所はありましたでしょうか?   

 

ここからは、いつもの夫婦劇場😊

 私:本庁勤務5年目でのメンタル崩壊。

   大変だったね。

 夫:うん。

   俺の人生最悪の汚点かも・・・。

 私:そんなことないって。

   汚点ではなく、コップの水が溢れただけ。

   頑張りすぎただけだよ。

 夫:いや、ストレスがこんなにもなければ、もっと頑張れたと

   思うけど。

 私:あれ以上頑張っていたら、死んでいたね。

   その、

    もっと頑張らなくっちゃ

   って気持ちが、『うつ病』を引き起こすんだよ。

 夫:そうかもしれないね。

   本音を言うと、もう、あんな状態、つまり、『うつ病』に

   はなりたくないな。

 私:なって欲しくないよ・・・。

   ところで、5年目の勤務の時のことは概ね覚えているの?

 夫:う~ん。

   仕事の内容は、とにかく頭で考えてやる仕事が多くて・・

   ・。

   常に脳がフル回転。

   休まる暇がなかったよな。

   相当きつかった。

   上司や部下が少しでも俺の仕事を手伝ってくれていたら・

   ・・。

   そういえば、当時、俺、だいぶ怒りっぽくなっていたよう

   な・・・。

   あと、疲れ切っていたから官庁から新幹線で帰るとき、複

   数回、降りる駅を乗り過ごしちゃったよね。

   それくらいかなぁ~。

 私:そうだね。

   常にピリピリしてたよね。

   声をかけるのもためらう時があったよ。

   それ以外にもデスク勤務になって、

   体重が15㎏くらい一気に落ちたよね。

   食欲もなくなったもんね。

 夫:そうだな。

   廃人と化していくわけだからね。

   あと、書類を読むときや書くときなどは全く頭が働かなく

   なっていたなぁ~。

 私:それは言っていたね。

 夫:もう嫌だなぁ~。

   現時点、だいぶよくなっているからあれだけど、再発だけ

   は絶対したくないな。

 私:再発はさせません。

   ところで、今後は、TAKAくんの職場復帰から現在までの状

   況を書こうかなと思っているんだけど。

 夫:そうですか。

   よろしくお願いします。

   最後に、ちょっと。

   俺が『うつ病』を患って仕事を休むことを、部門のトップ

   に話したところ、2人で話がしたいと言われたんだよ。

   そして、その時にトップから、

    「係長の仕事の状況が大変であることはわかっていた。」

    「その状況を改善できなかった私にも責任がある。」

    「本当に申し訳なかった。」

    「ゆっくり休んで、また戻ってきてもらいたい。」

   と言われたんだよ。

   だから、うちのトップは俺がどんだけ大変な状況だったか

   を薄々感じていたんだよ。

 私:本当に?

   ならなんで・・・。

 夫:しかたないんだよ。

   30歳の若いトップだったからね・・・。

 

おわりに

 今回は、これで終了します。

 ちょっとこの場を借りて私の気持ちを書こうと思います。

 今回のブログを書くにあたって、夫婦で色々なことを話すこと

 ができました。

 その中で、夫が『うつ病』になった時(※官庁勤務5年目のこ

 と)の仕事の内容については、今回、初めて教えてもらいまし

 た。

 会話は多い夫婦だと思っていましたがこんな大変な仕事をして

 人間関係にも気を使っていたなんて知りませんでした。

 今回、夫が『うつ病』になった原因が仕事のことだけではない

 とは思いますが、私自身、この話を聞くまでは、

  ・家族が負担をかけてしまったのではないか

  ・家族といても気が休まらなかったのではないか

 とどこかで思っていました。

 だから、少しほっとした思いがあります。

 

 一方で、一家の大黒柱で家族を支え、社会で働くのは本当に大

 変なことだと改めて思います。

 社会人たるものこうでなければならない、夫たるものこうでな

 ければならない、父たるものこうでなければならないという思

 いに縛られ、自分の思いや自由を完全に失っていた30代の夫。

 

 『うつ病』になったのも人生の一つ。

 

 5年かけて回復してきた今だからお互い話せることができたの

 ではないかと思います。

 

 さて、次回からは夫婦劇場でも書きましたが、

  夫の職場復帰から現在の状況

 について書いていこうと思います。

 では、また👋。

夫がメンタル崩壊した理由Part14😨

 

ごあいさつ

 こんにちは、MARIです。

 祝日明けの水曜日は、体力的にきつい・・・。

 みなさんはどうですか?

 つらくないですか?

 

 いよいよ、二男の公立高校受験まで残り1週間となりました。

 ドキドキ、ドキドキ。

 昨日、2人で下見に行ってきました。

 志望校までの道のりを2人であーだこーだ話しながら歩いてみて、ここに

 来られますようにと改めて思いました。努力が実りますように...。

 

 それにしても、緊張する~。

 二男が言うには、希望の高校の倍率がかなり高いらしいし・・・。

  

 でも、夫のTAKAに、

  「信じてやろう。」

 と言われたから、私、信じます!

 

 さて、今回は第29話です。

 4カウント目、夫が36歳の時の勤務状況などについて説明します。

 サブタイトルは、

  【ついにメンタル崩壊!:本庁での4目】

 になります。

 

 この年、夫は、県東部のある部署におけるプロジェクトを終了し、

 チョビ上司(※前回のブログを確認ください。)の指示により、

 県中部のある部署のプロジェクトに派遣され、その部署で、プロ

 ジェクトの総括役として勤務することとなりました。

 

 余談ですが、この年の年末に、私たち夫婦の間に、3人目の子ど

 もである長女が生まれています。

 

 さて、今回もスタートです。

 レッツ・ゴー!!

 

県中部のある部署への派遣

 本庁での3年間の勤務を終え、夫に残ったものといえば・・・、

  ・本庁勤務(※県外の官庁での勤務を含む。)での経験

 と、

  ・チョビ上司との確執

 でしたが、夫がフォーカスしたのは、

  ・チョビ上司との確執

 の部分であり、4年目もその確執に悩まされることになったので

 す。

 悩みの種は、

  チョビ上司からの執拗なパワハラ

 になります。

 

 3年目に県東部の部署におけるプロジェクトを概ね終えたところ

 で、夫はチョビ上司から直接、

  県中部のある部署のプロジェクトをスタートから立ち上げて処

  理するよう

 に指示を受けました。

 これまでの夫は、既にスタートしているプロジェクトに途中から

 参加したことはありましたが、スタートから立ち上げるプロジェ

 クトに参加するのは初めてでした。

 しかも、夫は、

  プロジェクトの総括役

 を仰せつかったようです。

 

 ただし、そのプロジェクトに割かれた現場勤務員は、夫と部下の

 2人だけだったみたいです。

 

 夫は、このプロジェクトに従事するにあたって、私に、

  「とても2人でできるようなプロジェクトじゃない。」

  「俺にはプロジェクトをまとめる自信がないよ。」

 とこぼしました。

 

 夫は、本庁に異動してから毎年のように落ち込んでいる感じがし

 ました。

 

 こんなマインドになってしまったのは・・・、今までに何度も言

 っているように、夫が育ってきた家庭環境、特に毒親の育て方に

 よって植え付けられた、

  ・100点至上主義による失敗への恐れ

  ・成功体験ができない状態の指示待ち

  ・自己肯定感が低く自分に価値を見いだせない

 という考え方が原因の一つであることは間違いありません。

 

 

 そして、その考えに仕事や人間関係のストレスがプラスされ、考

 え方がさらなるネガティブ感情へとなって言ったのだと思います。

 

 ちなみに夫自身は、

  「大きなプロジェクトをまかされた!」

  「よし、頑張ろう!」

 というマインドに持っていけない自分を常に責めていました。

 

 可哀そうでしたが、私が夫の代わりになってあげることもできず、

 日々

  「大丈夫だよ。」

 って声を掛けてあげることくらいしかできませんでした。

 

 では、夫が仕事から逃げ出すかというと、そういうわけではなく、

 日々

  「よし、行くぞ!」

 と言って出勤していっていました。

 そして、夫は、仕事だけでも(※チョビ上司との確執はどうにも

 ならないと踏んだようです。)何とかしようと経験の乏しい部分

 は過去の似たようなプロジェクトの資料を取り寄せては読み込み、

 それを基に書類を作成し、なんとか頑張っていたようです。

 

 この時期、チョビ上司は夫の派遣先に常駐していることはなく、

 定期的に顔を出しては、休みなく働いている夫ら、特に夫に対し

 て、

  「本庁に報告用の書類を作れ!」

  「早くプロジェクトを終わらせろ!」

 と言って圧力をかけてきたよです。

 そして、少しでも作業に遅れが生じると、夫を部屋の外に呼び出

 し、

  「お前、やる気あるのか!」

  「しっかりやれよ!」

 と怒鳴ったようです。

 また、ある時は、部屋に自分の椅子が用意されていないことに激

 怒し、夫を呼びつけ、

  「なんで俺の椅子がないんだ!」

  「用意しとけ!」

 などと言うこともあったみたいです。

 パワハラチョビ上司でしょ?これ。

 

長女が生まれるまで・・・  

 ちょっと話を戻しますね。

 まだ、夫が県東部のある部署のプロジェクトに派遣されていた頃

 (※本庁勤務3年目の頃)、私のお腹に赤ちゃんがいることがわ

 かりました。

 そう、長女です。

 その事を夫に伝えると、夫はすごく喜んでくれました。

 

 ただ、夫はそれと同時に、給料が少ない上で住宅ローンを抱えた

 状態の今後の生活について考えるようになったみたいです。

 

 ただでさえ、当時、上司との確執などの悩みを抱えていたところ

 に、生活面も加わり、さらなる悩みを抱えることになってしまっ

 たのです。

 全部自分で背負ってしまうんですよ、夫という人間は・・・。

 

 しかし、その一方で、その皺寄せは私にもやってきます。

 

 実は、私は長男を妊娠した時に妊娠高血圧症にかかっていました。

 そんなこともあり、35歳という比較的高齢で長女を身ごもった私

 は、妊娠初期より、

  体重増加

 に加え、

  高血圧

 となり、やはり、妊娠高血圧症にかかってしまいました。

 

 

 実はこの時、先程も書きましたが夫は県東部のある部署に通勤し

 ており、その通勤にあたって毎日最寄りのインターで部下と合流

 していました。

 そのインターまでは、可能な限り私が送迎していました。

 

 具体的には、お腹に赤ちゃんを身ごもった状態で、朝、子どもた

 ち(※長男と二男)を見送り、その後、夫をインターまで送って

 いき、毎晩、子どもを寝かせた後、深夜にインターまで夫を迎え

 に行っていました。

 

 そんなある深夜、私自身も疲れが溜まっていたのか身体がしんど

 く夫をインターまで迎えに行くのがつらいなと思った時がありま

 した。

 このため、迎えの依頼をしてきた夫に、

  「今日はしんどいなぁ。」

 と言ったことがありました。

 

 そうしたところ、私のことを常に第一に考えてくれる優しい夫が、

 私の言葉に激怒し、

  「だったら、こなくていい!」

 と怒鳴り電話を切ったのです。

 

 つまり、何が言いたいかというと夫は、当時、そこまで仕事など

 によって精神的に追い詰められ自分を見失っていたんですよ。

 

 確か、この頃、つまり、夫が本庁勤務3年目の頃から、私は夫の

 異変に気づいています。

 そして、より積極的に声掛けもするようになりました。

 

 では、夫が官庁勤務4年目の頃の話に戻します。

  

 この頃、夫は朝起きると、顔色は悪く目が落ち窪んでいることが

 多くなっていました。

 そして、話しかけても心ここにあらずの状態が多くなってきまし

 た。

 一方で、何故か、音や匂いに敏感になり、ひどいときは子どもが

 騒いだりしていると突然大声で怒鳴るようなことがありました。

 

 また、この時期、間食が多くなり、官庁に入りたての頃から比べ

 ると20㎏の体重増加となっており、これまで着られていた服を全

 部買い替えることもありました。

 

 私から見ると、先程の頃に増して夫が、

  仕事面・生活面・体調面

 でストレスフルになっているように見えました。

 

 こんな状況の中、私にも夫のストレスが伝線したのか、妊娠高血

 圧症が悪化し、予定日より1か月以上前に病院に入院し、長女を

 36週で出産(※夫が官庁勤務4年目の12月に出産。)することに

 なったのです。早産でした。

 

本庁のデスク勤務へ・・・

 長女については、早産ではありましたが無事出産することができ

 ました。

 夫は立ち会ってくれたのですが、相当疲れていたのか、長女を取

 り上げた後、トイレで戻し倒れてしまいました。

 

 話は変わりますが、夫は、長女が生まれた頃に、チョビ上司から、

  来年は、本庁のデスク勤務をしてもらう。

 と言われています。

 

 ちなみに、夫は同僚から「デスク勤務」について、本庁内におい

 て

  ・派遣された現場勤務員がプロジェクトを円滑に進めるための

   派遣先部署との折衝

  ・県下に20以上ある部署への指導、助言・法律の解釈・説明・

   通達の作成及び発出

  ・東京にある各都道府県をまとめる本部との折衝 など

 を行う仕事であること、また、本庁内での勤務は、

  偉い上司が周りにいっぱいいて求められることが現場勤務員よ

  り多く、非常にストレスが溜まる場所

 だと聞かされていたようです。

 

 だから、夫は、チョビ上司の指示を受けた時、

  これ以上、ストレスが溜まる場所に行ったら、俺、ダメになっ

  ちゃう。

 と思い、目の前が真っ暗になったようです。

 

 でも、夫にその勤務を断る選択はありませんでした。

 なぜなら、夫の組織は完全な縦社会ですから・・・。

 

 あ、あと、この年も夫は昇任試験に落ちています。

 私は、夫に、

  「そんな早く昇進することないよ!!」

 と言葉を掛けましたが、その言葉も夫に届いていませんでした。

 夫は、自分を責めていました。

 

ここからは、いつもの夫婦劇場😊

 私:4年目もお疲れさまでした。

   ちょっと今回は3年目の頃のことも書きましたけど・・・。

 夫:うん。

   3年目の県東部の部署に派遣されていた時に、MARIちゃん

   に怒鳴ったことなんてあったんだね。

   悪かったね。

 私:そうだよ~、覚えてないんだ。

   私も大変だったんだよ。

   話を戻すけど、4年目の仕事はどうだった?

 夫:やっぱり、3年目にチョビ上司に目を付けられたことが尾

   を引いて非常に仕事がやりづらかったかったよ。

   とにかく、プロジェクトを早く終わらせろってうるさくて

   さ、少しでも意見すれば部屋の外に呼ばれて怒鳴られて・

   ・・。

   自分の蒔いた種とはいえ、きつかったよ。

 私:やっぱり、異動希望は出せなかったの?

 夫:きっと、1年目と同じことの繰り返しになるだけだからね。

   できなかったよ。

 私:そういえば、昇進試験については何か言われたの?

 夫:仕事場で?

 私:仕事場以外で言われることあるの?

 夫:この頃、母親から、

    「早く、昇進しなさいよ。」

   って言われてるよね。

 私:そうだったの?

   昇進しようがしまいがもうお義母さんには関係ないのに~。  

   TAKAくんを呪縛から解き放って欲しかったのに~!

 夫:無理だね。

   あと、当然、仕事場でも同じことを言われ続けたよ。

   本庁にいる以上、ずっと言われ続けるんだよ。

   俺としては、

    これ以上、昇進したくない。

   という気持ちと、

    上司の命令だから昇進しなくちゃ。

   という気持ちの葛藤がすごかったよ。

 私:TAKAくんが昇進試験でそんなに悩んでいるとは思わなかった

   よ。

 夫:・・・。  

 私:そういえば、長女の出産時も本当に忙しかったよね。

   当日は、県外出張に行ってて最終の新幹線で駆けつけてくれ

   たよね。

   あの時もきつかったでしょ。

   顔色が悪くて心配したし、長女が生まれた後、トイレで戻し

   たあと倒れたもんね😨。

 夫:当時は、かなり、しんどかったなぁ~。

   でも、初めて出産に立ち会えたから本当に良かったよ。

 

おわりに 

 以上で今回の第29話を終了します。

 さて、次回は、第30話でサブタイトルは、

  【ついにメンタル崩壊!:本庁での5年目】

 になります。

 ついに、ここまできちゃったか・・・。

 では、また👋。

 

※報告※

 明日ですが、ちょっと所用がありま

 して1日ブログをお休みさせていた

 だきます。

 読者のみなさん、申し訳ありません。

 

夫がメンタル崩壊した理由Part13😧

 

ごあいさつ

 読者の皆さん、こんにちは、MARIです。

 今日は祝日、天皇誕生日ですね。

 いかがお過ごしですか?

 

 

 実は先日となる2月21日の日曜日、夫のTAKA、私、長女で近くの公園

 にいきました。

 そこで、長女が自転車の練習をすることになりました。

 

 かなり前(※買ったのは4歳の誕生日。ちなみに今は1年生です。)

 に長女の要望で自転車を買いました。

 買った当初、長女はうれしさから、補助輪つきの自転車を乗り回して

 いましたが、そのうち飽きてしまい、その後は玄関先に放置状態でし

 た😭。

 

 ところが21日の午後になり、突然、自転車の練習がしたいと言い出し

 たのです。

 このため、私たち夫婦と長女で公園に行くことにしました。

 

 公園に着くと長女は早速自転車にまたがり、ペダルをこごうと試行錯

 誤しだしたのです。

 私は、そんな長女を見ながら、さすがに今日中には乗れるようにはな

 らないんじゃないかと思いながら、

  「大丈夫、いけるよ!」

 などと声かけをしていました。

 当然、完全放置状態ではなく、たまに、自転車をささえてあげるなど

 はしていましたが・・・。

 そのうち長女が、私の助けを拒むようになったため、その後は見守る

 ことにしました。

 

 そして、公園に到着後、数十分が経過し、私が夫と話をしながら、長

 女から目を離したところ、

  「ママ~!」

 との叫び声。

 転んだかな?と思いながら、声のする方向を見ると・・・。

 へ?乗れてるじゃん😲!!

 夫もその光景を見て、一目散に長女に駆け寄り抱きしめ、キス攻め!

 夫婦共々、子どもの潜在能力の高さに驚かされた瞬間でした。

 

 よく夫は自らの子育て論なのでしょうか、

  子どもが自己主張をした時は能力が伸びる前触れだから、もし可能

  であれば、必要性を見極めた上で、親としては環境と道具を整えて

  やればいい。

  そして子どもの能力を信じて待てば、必ず伸びるはず。

  だから、子どもの自己主張を見逃してはいけない。

 と言っています。

 今回は、その最たる例だと思いました。

 

 私は、この夫の子育て論を、常々、毒親(※夫の母親)に聞かせてあ

 げたいなぁ~とは思っているのですが・・・。

 もう、遅いですかねっていうか、必要ないですね。

 

 ちなみに、夫が31歳で係長に昇進した時、たまたま、夫が毒親と言い

 合いになることがあり、夫が毒親を言い負かしたことがあったんだす

 が、その際、毒親が吐いた捨て台詞が、

  「あんた、偉くなったね。」

 ですから・・・。

 

 さて、今回は第28話です。

 3カウント目、夫が35歳の時の勤務状況などについて書いていきます。

 サブタイトルは、

  【ついにメンタル崩壊!:本庁での3年目】

 になります。

 

 夫は、県外の官庁での派遣勤務を終えた翌日から、自県のある部署の

 プロジェクトに参加することになっていました。

 そして、そのプロジェクトに従事するなかで、夫はプロジェクトの責

 任者である上司(※前回登場したトイレ上司ではなく、別の上司にな

 ります。)と衝突し、目を付けられてしまうのです。

 

 さぁ~、今回も、スタートです!

 

県東部のある部署への派遣

 先程も少し触れましたが、夫は県外の官庁での派遣勤務を終え、その

 後、自県の東部に位置するある部署(※ちなみに、私たち家族は県西

 部在住です。)のプロジェクトへ参加するように、

  トイレ上司(※前回のブログを確認してください😁。)

 から指示を受けたようです。

 その指示も、夫がホテルで帰県のため身支度を整えている時で、

  「おう係長、明日から〇〇署へ行ってくれ。」

  「プロジェクトの概要は、俺も詳しいことが分からないから、そっ

   ちで聞いてよ。」

 と電話で言われたみたいです。

 

 この電話の内容、突っ込みどころ満載じゃないですか?

 まず、普通は上司なら、

  「係長、県外派遣、本当にお疲れさん。」

  「家族には寂しい思いをさせて悪かったな。」

 って感じの労いの言葉があってもいいと思いません?

 その後、仕事の内容として、

  「申し訳ないが、明日から〇〇の部署へ行ってもらいたい。」

  「プロジェクトの概要は、かくかくしかじかといった内容らしいが

   俺も詳しい内容までは把握できていない。」

  「悪いが、現地で詳しい内容の把握に努めてくれ。」

  「よろしく頼む。」

 といった感じで指示をすると思いますが・・・。

 だって、部下は不安じゃないですか。

 

 まぁ~、私は、官庁の偉い上司じゃないんですけど・・・。

 ただ、最低でも、プロジェクトの概要は上司なら把握しておくものじ

 ゃないですかね。

 だって、官庁でしょ?

 信じられませんでした。

 でも、夫曰く、官庁はこんな上司ばかりだそうです。

 

 話を戻しますが、夫はトイレ上司の指示を受けて、帰県の翌日の朝6

 時には家を出て車で片道2時間をかけて、県東部のある部署へ向かい

 ました。

 そして、その部署へ出勤してみると、そこには既に複数の本庁勤務員

 がプロジェクトに従事していたようです。

 そこで、夫はひと通り勤務員に挨拶を終えた後、そのプロジェクトの

 上司(※ここではトイレ上司ではない新しい上司。)から、

  「1日、2日でプロジェクトの概要を把握しろ。」

  「お前には、A係長と一緒にプロジェクトのまとめをやってもらう

   。」

 と言われたようです。

 

 夫は、当初、今回もプロジェクトの歯車の一つとして勉強しながら働

 く気でいたようですが、実際はまとめ役になってしまい、プロジェク

 トを1から10まで把握しなければならなくなったみたいです。

 それも、たった1日、2日で・・・。

  

 ちなみに、夫は、初出勤から帰ってきたとき、私に、

  「また、初めて経験する大きなプロジェクトだよ。」

  「既に、俺より年のいった係長が5~6にはいたよ。」

  「なのに、なぜか一番若い係長でさらに途中参加の俺がプロジェク

   トのまとめ役の1人になっちゃったよ。」

 と言って肩を落としていました。

 しかも、新しい上司が、官庁内でも有名な激高型?瞬間湯沸かし器型

 ?ゴマすり上司型?の上司(※あだ名は「チョビ」という上司らしい

 。)らしく、そのことについても、

  「どうしよ~、面倒くさいなぁ。」

 と言っていました。

 

 この時の夫は、前回のブログでも簡単に書きましたが、

  ・経験のない仕事のオンパレード

  ・常に必要とされる、人間関係の構築

  ・仕事についていくための法律などの勉強による自己研鑽

 などにより、

  24時間、脳がフル稼働している状態だったため、精神状態が不安定

  (※ちょっとしたことに敏感になり、また極度の心配性になってい

  ました。)

 でした。

 

 また、夫はこの頃の自分の精神状態を、

  「メンタルや脳のキャパシティーコップの水が溢れそうになってい

   た。」

  「コップの水が増えることはあっても、減ることはないから日々状

   態は悪くなる一方だった。」

 と言っています。

 

上司に目を付けられる?

 県東部のある部署へ派遣となって数日が経過した頃、夫が帰宅した際

 に、

  「上司と仕事のことで衝突した。」

  「まぁ~、俺がわるいんだけど・・・。」

 と言ったのです。

 

 具体的には、その日の勤務中に、チョビ上司から、プロジェクトのま

 とめ役の1人である夫に、プロジェクトの今後の進行プランについて

 説明を求められたようです。

 このため、夫が説明をしたのですが、プロジェクトに参加してからに

 日が浅い夫には、だいぶ荷が重すぎたようで、何度か言葉に詰まった

 みたいです。

 

 そして、その夫の状況を見兼ねたチョビ上司が、突然、激高し、

  「お前、このプロジェクトをどうしていくつもりなんだよ!」

 と怒鳴ったみたいです。

 そして、この時夫は、売り言葉に買い言葉で、チョビ上司に、

  「今、考えてやってますよ!」

 と怒鳴り返してしまったようです。

 

 この話を聞いた私は、

  普段の夫だったら、この程度のことで上司に食って掛かるこ

  となって考えられないなぁ。

 と思う一方で、

  こんな衝突、よくある上司と部下のやりとりでしょ?

 と思ったのですが、夫は、

  ①仕事ができない自分が不甲斐ない

        👇

  ②プロジェクトの進行が遅れる

        👇

  ③上司に怒られる

        👇

  ④仕事ができない自分が偉そうに上司に逆らう

        👇

  ⑤そんな自分が許せない

 といった考えで、自分を責めているようでした。

 

 通常なら、

  まぁ~、しょうがないよね。

  また、明日から頑張ろう!

 ってことになるのでしょうが、この日、夫は眠れなかったらしく

 翌朝、目の下に大きなくまを作った状態で出勤したのです。

  

 そして、その日の夜、私が心配して待っていると、夫がさらに落

 ち込んだ様子で帰ってきて、無言のまま居間のソファーに崩れ落

 ちたのです。

 

 このため、私は、夫にどうしたのか聞いたのですが、その時直ぐ

 に理由を話してはくれませんでした。

 しかし、寝室で寝る時になって、私に

  「今日、まとめ役のもう1人のA係長からさ・・・、上司が昨

   日(※夫が上司に口答えした日)、係長(※夫のこと)の

   ことで

    あの小僧なめやがって。

    あんな小僧に口答えされたのは初めてだ。

    絶対、ゆるさねぇ。

    と言ってたよ。

   と知らされたんだよ。」

 と打ち明けてくれたんです。

 夫曰く、本庁の上司に目を付けられたのは初めてだったようで

 す。

 

 なお、その日以降、夫と上司との関係性が改善されないまま、

 プロジェクトは翌年には終結したみたいです。

 

 この年も、私から見れば、夫は1年間大事なく乗り切ったとい

 った印象を受けたのですが・・・。

 夫としては、

  仕事のでき

 と、

  上司の自分に対する評価

 にフォーカスしてしまい、さらに、自分を追い込んでしまった

 のです。

  

 あ、あと、この年、元のトイレ上司から言われていた昇進試験

 を受けましたが、結果的には落ちています。

 この点についても、夫は、

  「俺は、昇進試験もパスできない。」

 と自分を責めていました。

 

 そんな夫に、私は、

  「気にしなくていいよ。」

  「大丈夫だよ。」

 と声を掛けるのですが、恐らくこの時の夫には私の声が届いて

 いなかったのでしょうね・・・。

 

 

ここからは、いつもの夫婦劇場😊

 私:3年目も何とか乗り切れたんじゃないの?

 夫:命すり減らしてね。

 私:結論から言うとそうなんだろうね。

   ところで、3年目にしてなんで上司に口答えしたの?

   別に否定するつもりは全くないんだけど、TAKAくんの場合、

   1年目、2年目は我慢できたんだよね?

   まぁ~私は、1年目からでも言いたいことは言えばいいと

   思ってたんだけど。

   係長なんだからさぁ。

 夫:言いたいことを直ぐに口に出すのは、ただの馬鹿がするこ

   とでしょ。

   だから、それはできなかった。

   相手は、上司だし・・・。

   組織である以上、上司の指示は絶対だからさ・・・。

 私:それはおかしいでしょ。

   だって、上司が間違った指示とか、感情にまかせて物を言

   うようになったら暴君状態でしょ。

   それを止めるのが係長じゃないの?

 夫:う~ん、今はそう思う場面もあるけど・・・。

   でも、俺たちの組織は上下関係がしっかりしてるからなぁ。

 私:まぁ~そうなんでしょうけど。

   じゃ~なんで、この時は上司に口答えしたの?

 夫:だって、そのプロジェクトに配属されてまだ数日だったん

   だよ。

   まとめの仕事をやりながら、さらに、先の先まで予定を聞

   いてきたから・・・。

   「ちょっと、待ってくれよ。」って感じでさ。

   つい・・・。

 私:そうなんだ。

   普段のTAKAくんなら、

    「すいません。」

   で切り抜けそうな気もするけど。

 夫:この時はもう、自分を抑えることがで

   きなくなってて・・・。

   おそらく、だいぶ精神的にまいっていてキャパオーバーの

   状態だったんだ。

   実は、その上司、他の係長連中にも嫌われていてさ、係長

   連中の上司に対する愚痴が、俺の耳にも入っていた関係で、

   俺にも正義感というか勢いがついちゃったのかなぁ。

   周りからポジティブな面で影響されるならいいんだけど、

   この時は、ネガティブな面で他の係長連中の影響を受けち

   ゃったなぁ。

 私:他の係長連中は加勢してくれなかったの?

 夫:「よくやってくれた。」とは言われたけど、おそらく、内

   心では、

    上司に逆らうなんて馬鹿だなぁ。

   と思っていたと思うよ。

   人間不信だったなぁ。

   詳しくは長くなるから言わないけど、

   現場勤務員の中でも本音と建前がすごかったから。

 私:じゃ~、TAKAくんは本庁に異動してから、ずっと、

    ・仕事ができないことへの不甲斐なさ

    ・人間関係における精神的不安

   の気持ちを抱えていたってこと?  

 夫:だね。

   じゃなきゃ、メンタル崩壊しないでしょ。

 私:だね。

 

おわりに

 以上で、今回の第28話を終了します。

 夫は、読んでいいただいているとおり、本庁異動後、毎年着実

 にメンタル崩壊へと進んでいっていました。

 

 あと、夫は官庁に就職してから、メンタルが崩壊するまでの間、

 ことあるごとに、

  俺の仕事は人の人生を大きく変えてしまう仕事だから絶対に

  失敗はできない。

  だから、常に全力を尽くさなきゃいけない。

 と言っていました。

 詳しい仕事の内容は言えませんが、夫がこの仕事に対し、日々、

 相当のプレッシャーを感じながら従事していたことは間違いあ

 りません・・・😩。

 

 さて、次回は、

  【ついにメンタル崩壊!:本庁での4年目】

 について書こうと思います。

 では、また👋。

夫がメンタル崩壊した理由Part12😷

 

ごあいさつ

 こんにちは、仕事帰りのMARIです。

 月曜日って、体力的にも精神的にも、なかなかテンションが

 上がってこないですよね。

 読者の皆さん、私に、テンションを上げる月曜日の過ごし方

 がありましたら教えてくださいね。

 お願いします。

 

 話は変わり、今年は花粉の量がすごいらしいですよ。

 夫のTAKAも花粉症持ちのため、朝からアレジオンを飲んで

 出勤しました。

 今年はコロナ禍でもありマスクが必須のため、花粉をある程

 度シャットアウトできそうですが、辛いことに変わりわない

 ですよね。

 花粉症の方は、なるべく早く病院に行って薬をもらい対策を

 しましょう!

 

 さて、今回は第27話になります。

 2カウント目、夫が34歳のときの勤務状況などについて説明

 します。

 サブタイトルは、

  【ついにメンタル崩壊!:本庁での2年目】

 になりす。

 この年、夫は、1年目に派遣された部署での巨大プロジェク

 トに参加する中、突然、前触れもなく、上司から、

  「別のプロジェクトで、〇〇県へ行ってくれ。」

 と言われ、人生初の県外派遣を命ぜられ、仕事をすることに

 なります。

 期間は7か月間、長かったなぁ~。  

 

 では~、レッツ・スタート!!

 

トイレ会議!?

 前回のブログでも書きましたが、本庁勤務1年目の夫は、あ

 る部署が2年にわたって実施していた巨大プロジェクトに現

 場勤務員として本庁から派遣され、中核をなす仕事に就いて

 いました。

 

 夫に、

   1年目で本庁の現場勤務員として巨大プロジェクトに派

   遣され、働いてみて大変だったこと

 を聞いてみたところ、

   なにからなにまで

 と前置きした上で、

   ・プロジェクトの全体把握と自分が携わる仕事の把握

   ・以前からプロジェクトに就いている同じ本庁から派遣

    されている古参の現場勤務員との人間関係

 と教えてくれました。

 私の感想は、

   ふぅ~ん。

 て感じでした。

 私的には、異動希望を申し出たのに、それを、

   「そんな希望は受け入れられない。」

 と一喝した上司との関係性かと思いましたが・・・。

 そうではなかったみたいですね。

 

 とにもかくにも夫は本庁の現場勤務員としてなんとか1年目

 をやり過ごしたようです。

 これって、すごくないですか😁?

 経験のない仕事を特に大きなミスなく乗り切ったんですよ!

  

 異動前はかなりのビビりようでしたけどね・・・😅。

  

 やっぱり、夫は、やればできるんですよ。

 だって、本庁に異動になったのも、周囲の同僚や上司から、

 できる人間だと判断されたから配置されたんでしょうから・

 ・・。

  

 でも、もう何度言ったかわかりませんが、夫は、

   ・100点至上主義による失敗の恐れ

   ・成功体験ができない状態の指示待ち

   ・自己肯定感が低く自分に価値観を見出せない

 というマインドをもった人です。

 だから、自分に課すハードルがきっと高すぎたんですよ。

 所謂、完璧主義者!

 

 話を戻しますが、夫が本庁に配属後、1年が経過しても、巨大

 プロジェクトの終わりは中々見えなかったようです。

 夫も、プロジェクトの一つの歯車として、日々、全力疾走状態

 でした。

 家に帰ってきても、心ここにあらずで仕事のことばかり考えて

 いる感じでした。

  

 そんな、ある夜(※本庁に配属され2年目に入ったころ)、仕

 事から帰ってきた夫が、小声で、

   「今日、上司から〇〇県へ3か月間行ってくれって言われ

    た。」

   「泊まり込みだから、帰れるのは週末だけになる。」

   「仕事の状況によっては週末も帰れないかも。」

 と言ったのです。

  

 え、え、え・・・😨。

 どういうこと!?

 私は耳を疑いました。

  

 夫は、慣れない仕事をしていても、きっと、

   家に帰れば家族に会える

 という気持ちがあったからこそ、なんとか頑張ってこれたのだ

 と思います。

 実際に、夫は、この話を私にしたとき、派遣に関する悩みと共

 に、

   「MARIや子どもたちに会えなくなる・・・😭。」

 と言って落ち込んでいましたから・・・。

  

 それに、派遣先となる〇〇県の官庁で従事する仕事は、やはり、

 一度も経験のない仕事だったようで、

   「今の仕事だって理解できない部分が多いのに・・・。」

   「職場の人間関係だってやっと慣れてきたのに・・・。」

   「他県の官庁での仕事って、また一からだなぁ・・・。」

 と、明らかに肩を落とし、力ない声でぼやいていました。

 なんか、可哀そうになっちゃいましたよ😖。

 次から次へと試練が・・・。

 

 ちなみに、夫から聞いた話なのですが、この〇〇県の官庁への

 派遣の話は、上司からトイレで並んで用を足している時に突然

 言われたようです。

  

  「〇〇は会議室で起きてるんじゃない、トイレで起きてるん

   だ!」

 なんてね。

 

県外官庁での勤務

 夫は上司とのトイレ会議を終えた1週間後に、〇〇県の官庁へ

 と派遣されていきました。

 新幹線に乗り込む夫の背中が、非常に寂しそうだったのを今で

 も思い出しますし、それを見送る子供たちも寂しそうでした。

 当然、私も・・・😭。

    

 余談ですが、夫は、〇〇県の官庁の近くにあるビジネスホテル

 に泊まりこみ、そこから徒歩で仕事場へ通い、仕事が終わると

 徒歩でホテルへ帰るといった生活をつづけたのです。

 

 当時のことを夫に聞くと、夫は、

   「携わったプロジェクトも、かなり大きなもので、やっぱ

    り、概要を把握するのに大変だった。」

   「また、〇〇県で俺の上司になった人は、元公認会計士

    か税理士の方で、とにかく優秀なんだけど、部下にも求

    めるレベルが高かった。」

   「仕事がスピーディーにできない俺は、よく、嫌味を言わ

    れたよ。」

   「なんだか、母親から言われている感じだったから、ホテ

    ルに帰ると連日落ち込んだよ。」

   「とにかく知らない人たちばかりだし、仕事の内容も最初

    は全然わからなかったし・・・。」  

     「家族と同じ空間を過ごせなかったのも辛かったなぁ。」

 と言っていました。

 

 その後、夫は3か月という約束だったのに、プラス4か月、つ

 まり、トイレ会議からの計7か月、〇〇県の官庁で働いたので

 す。

 帰県したことには、ゲッソリしていましたね。

  

 ちなみに夫は、その派遣の仕事も、大きなミスをすることなく

 やり終えたようですが、自己肯定感の低さから、複数回重ねた

 小さなミスにフォーカスして、結果、自分の仕事内容に合格点

 が出せなかったようで、帰県後に私に、

   「もっと仕事を頑張らなきゃ。」

   「法律ももっと勉強しなきゃ。」

 と言ったのです。

  

 どんだけ、自分に厳しいんだよ~!!

 

 この派遣終了後、夫は別のプロジェクトを抱える部署へ現場勤

 務員としてさらに派遣されるのですが、そこで、新たに就いた

 上司と衝突?をすることになるのですが・・・。

 それは、また今度ということで。

 

ここからは、いつもの夫婦劇場😊

 私:県外派遣7か月、本当にご苦労様でしたね。

 夫:うん、ありがとう。

   この派遣先での仕事もとにかく大変で・・・。

   パニック状態だったよ。

 私:何がそんなにパニック状態になっちゃったの?

 夫:やっぱり仕事かなぁ。

   仕事は、経験のないプロジェクトでしょ。

   俺、係長だから、求められる仕事のレベルが高くてさ。

   書類一つにとっても・・・。

   それ以外に、精神的にきつかったのは、上司の嫌味だった

   なぁ。

 私:どんな嫌味なの?

 夫:書類を作ってると、近寄ってきて、よく、

    「なに遊んでるんですか。」

   って言ってくるんだよ。

   真顔で・・・😭。

   大したことない嫌味に思えるかもしれないけど、俺は真剣

   に仕事をしてるわけだからさ、そんな言い方ないじゃんか。

   地味に辛かったね。

   毎回、否定されているようで・・・。

   でも、

    「すいません。」

   としか言えなかった。

   仕事で結果が出せていなかったからなぁ。

   書類も、赤ペンでよく直されたよ。

   赤ペン先生かよ💢って思ったよ。     

 私:そんな上司なら、一言言ってやればよかったのに。

 夫:〇〇県て言ってるけど、この県は俺とMARIが育った県じゃ

   ん。

 私:そうだね。

   私たちの実家がある県だね。

 夫:つまり、俺の爺さんや親父(※この時、おじいちゃんやお

   義父さんは既に退職しています。)が元いた官庁なんだよ。

   そして、現役で兄貴と妹の旦那も所属していたんだ。

   だから、その嫌味を言う上司に逆らうことで、家族に迷惑

   が掛かることを恐れてしまったんだ。

 私:色々、しがらみがあったんだね。

 夫:とにかく、常に緊張状態で脳が休まることがなかったよ。

   その後、『うつ病』になるまでずっとね・・・。

 私:最後に一言いわせて。

   当時、私がTAKAくんに、

    「あなたはできる人だからその職場に配属されたんだよ。」

   って言ってたの覚えている?

 夫:そんなこと言ってくれたんだ。

   ごめん。

   覚えてない。

   この頃から、もうメンタルやばかったんだろうね。

 

おわりに

 以上が、本庁での夫の2年目の勤務状況となります。

 夫との会話の中にもありましたが、夫自身、本庁に行ってから

  脳が休まらない

 という状態がずっと続いたようです。

 どんな優秀な機械でも電源を入れて稼働し続ければいつかは壊

 れますよね。

 夫も、脳をフル稼働しすぎて5年目で壊れてしまったんですね。

 本当に、大変でした😭。

 

 さて、次回は・・・、

  【ついにメンタル崩壊!:本庁での3年目】

 について書こうと思います。

 本日も、お付き合いいただきありがとうございました。

 では、また👋。

夫がメンタル崩壊した理由Part11😣

こんにちは、MARIです。

私は、午前中、娘とお雛様を出しました。

先日からの寒さとは打って変わって、と

ても暖かい週末ですね。

春を感じます🌸。

 

さて、今回は第26話になります。

いよいよ、夫のTAKAがメンタル崩壊、所

謂、「うつ病」になるまでカウントダウ

ン状態になってきました。

通常、プロレスでは3カウント、ボクシ

ングなら10カウントとなりますが、夫は

・・・残り5カウントで・・・。

意味不明ですか?

ですよね😅。

 

前回のブログで書いたとおり、夫は33歳

の年に県庁所在地にある本庁へと異動し

ています。

そこで夫は、

 ・1カウント ⇒ 33歳

 ・2カウント ⇒ 34歳

 ・3カウント ⇒ 35歳

 ・4カウント ⇒ 36歳

そして、

 ・5カウント ⇒ 37歳

でメンタル崩壊、所謂、「うつ病」にな

ったわけです。

だから、残り5カウントでって言ったん

ですが・・・。

つまらなかったですか?

すみません😭。

 

ちなみに、今回は1カウント目、33歳の

ときの夫の様子を説明します。

サブタイトルは、

 【ついにメンタル崩壊!:本庁での1

 年目】

になります。

レッツ・ゴー!!

 

(1) 巨大プロジェクトへの派遣

   夫が異動した本庁では、2つの勤

  務形態があるようです。

  1つ目の形態が、

   ・県下に20以上ある部署に派遣

    され、その部署の抱える比較

    的大きなプロジェクトを進め

    ていく係(※結果を求められ

    るものの、普段は係長がトッ

    プでプロジェクトを進めるた

    め、慣れれば本庁内での勤務

    よりはストレスが溜まらない

    とのこと。今後は、この係の

    ことを「現場勤務」といいま

    す。)

  で、2つ目の形態が、

   ・本庁内において、派遣された

    現場勤務員がプロジェクトを

    円滑に進めるための派遣先部

    との折衝、県下に20以上ある

    部署への指導・助言、法律

    解釈・説明・通達の発出、東

    京にある各都道府県をまとめ

    る本部との折衝などをする係

    (※本庁内での勤務は偉い上

    司が周りにいるため、求めら

    れることが多く、非常にスト

    レスがたまるとのこと。今後、

    この係のことを「デスク勤務」

    といいます。)

  のようです。

  ちなみに、夫は、1年目から4年

  目までは現場勤務を、5年目はデ

  スク勤務をしています。

  つまり、夫はデスク勤務の時にメ

  ンタル崩壊、所謂、「うつ病」に

  なっています。

  

  では、夫の1年目の状況を説明し

  ます。

  

  前回も説明しましたが、夫が配属

  された本庁の部門は、夫が今まで

  全く経験したことない部門でした。

  このため、夫自身は、とにかく恐

  怖を感じていました。

  

  何故かって?

  

  夫に聞いたところ、

   ・仕事はもちろんのこと、本庁

    の経験が初めてであったこと

   ・知り合いが全くいない部門で

    あったこと

   ・複数いる係長の中で、一番若

    かったこと

   ・本来、本庁勤務は殆どが係長

    の一つ下のポストで配属され

    経験を積み、その後、再度、

    係長で戻ってくるという慣例

    がある中で、いきなり、係長

    として配属されたこと

  などの理由があったからのようで

  す。

 

  それに夫は・・・、皆さん知って

  のとおり、毒親によって、

   ・100点至上主義による失敗へ

    の恐れ

   ・成功体験ができない状態の指

    示待ち

   ・自己肯定感が低く自分に価値

    を見出せない

  といった思いを抱えた人間に育て

  られていましたので・・・。

  非常に生きづらく、また、仕事で

  もそのマインドが影響したようで

  す。

 

  話を戻しますね。

  夫は、本庁に配属されて直ぐに巨

  大プロジェクトを行う部署の現場

  勤務員として派遣されました。

  そのプロジェクトはすでに2年が

  経過していたようで、夫はそのプ

  ロジェクトの中核をなす勤務に就

  けられたようです。

  夫は、当時のことを、

   「プロジェクトが大きすぎたか

   ら、内容を把握するだけでもゾ

   ッとした。」

   「それに初めての部門だったか

   ら本当にやることなすこと理解

   不能だった。」

   「その中核の勤務に就けられた

   から、もう仕事をやる前からパ

   ニック状態だった。」

   「俺の配属された部門は、本庁

   内のブレインと言われるほど知

   的な部門で、自分がその場にい

   ることを場違いだと感じた。」

  と言っています。

  いずれにしても、すごい所へ配属

  されてしまったんですね・・・。

 

(2) 異動希望(※初の自己主張)

  今、簡単に説明しましたが、当時、

  夫は配属先の勤務状況などから、

   自分の能力以上の部門に配属さ

   れてしまった

  と感じたようです。

 

  また、夫は、配属後、半年くらい

  が経った頃、さらに、

   自分には、この部門では係長と

   して結果が出せない

   周りの勤務員にも迷惑をかけて

   しまう

  という考えが頭の中を駆け巡るよ

  うになったようで、直属の上司に、

   「来年には、本庁から異動させ

   てほしい。」

  と公務員人生初の異動希望を願い

  出たようです。

  

  官庁に就職して初めての自己主張

  だったみたいです。

 

  そうしたところ、上司から、

   「そんな希望は受け入れられな

   い。」

  と一喝された上で、

   「お前は、若い係長だから、こ

   の部門でもう少し頑張って昇進

   しろ。」

   「上(※さらに上の上司の意味

   )も期待している。」

  と言われたようです。

 

  この飴と鞭、すごいですね・・・。

 

  ちなみに、何故、公務員人生初の

  異動希望だったのかを夫に聞いた

  ところ、

   「この官庁は、異動希望を出し

   たら、仕事から逃げたと思われ

   る。」

   「そして、その後、暫く嫌なレ

   ッテルをはられるんだ。」

   「だから、暗黙の了解で、殆ど

   の勤務員が異動希望を出さない

   んだ。」

  とのことでした。

 

  意味不明の理由ですよね・・・。

 

  そんなこんなで、夫の1年目は過

  ぎていったのです。

  え?

  仕事はどうだったかですか?

  

  夫に聞いたところ、

   「自分で書類の編てつされた簿

   冊を何十冊も読み込み、なんと

   か先人たちが作った書類を参考

   にさせてもらったよ。」

  と言っていました。

  つまり、自力で乗り切れたようで

  す。

  私は、この話を聞いて、

   なんだ、やればできるじゃん。

  と思ったのですが、夫的には

   不甲斐ない1年目だった

  ようです。

 

  余談ですが、先程書いたとおり、

  夫の異動希望は認められず、さら

  に、上司からは、夫の毒親らが、

  よく夫に対して言っていた、

   「早く昇進しろ!」といった内

   容の言葉

  を、その後、何回かに渡って言わ

  れ続けることになるようです。

  洗脳ですね。

  この点についても、これ以上の出

  世を望まない夫にはプレッシャー

  だったようです。

   

<ここからは、いつもの夫婦劇場😊>

私:いや~、今回も衝撃的な内容でし

  たよ。

夫:そうか?

  どこが?

私:異動希望がだせないとか・・・。

夫:あ~、それな。

  本当のこと言うと、異動希望調査

  の書類があるんだよ。

  その書類に希望を書くことができ

  るんだ。

  だけど、みんな変なレッテル(※

  あいつ仕事ができないから逃げた

  。ダメな奴だなど。)をはられる

  ことを嫌って本音を書かないんだ

  よ。

  だから、実際は、調査とは名ばか

  りだったんだよ。

  でも、その時、俺は勇気を振り絞

  って、調査の書類に「異動したい

  」って書いたんだよ。

私:そういうことか。

  変な官庁だね。

  ちなみに、調査の書類を書いた後

  は、上司に提出したわけだよね。

夫:そうだよ。

  上司に提出したんだよ。

  そうしたら、後日、上司から呼び

  出しを受けて、

   「そんな希望は受け入れられな

   い。」

  と言われ、書類を書き直すように

  指示されたんだ。

私:信じられない・・・😨。

夫:この時点で、俺は、

   あ~、終わった。

   本庁を脱出するには、昇進する

   か、病気になって異動するかの

   2つに1つしかない。

  と思ったんだ。

私:上司にも、昇進するように言われ

  たんでしょ。

夫:うん。

  その後も、手を変え品を変え?色

  々な上司から昇進するように言わ

  れ続けるんだよ。

私:なんで?

  昇進するもしないも、自分の勝手

  でしょ?

夫:たてまえ上はね。

  でも、実際はそうじゃないんだ。

  昇進試験だって、受けるか受けな

  いかの希望調査があるんだけど、

  受けないという選択肢はないんだ

  よ。

  おそらくだけど、部下が昇進試験

  にパスすると、上司自身の評価ポ

  イントになるんじゃないかなぁ。

私:なにそれ。

  もしそれが本当の話なら、どうし

  ようもない官庁だね。

夫:そういえば、話は変わるんだけど

  本庁から異動したい理由がもう一

  つあったんだよ。

私:あ~、それね😆。

  お給料の話でしょ。

夫:お~、そうなんですよ。

  手取りで10万円弱下がったから。

  これで、仕事以外に、住宅ローン

  返済のことでも悩むようになるん

  だよね。

私:そうでしたね・・・。

 

※以上、今回もこの辺で話を終了した

 いと思います。

 夫は、何とか1年目を自助努力でや

 り過ごしましたが、相当のストレス

 を抱えていたようです。

 そして、2年目以降も、そのストレ

 スは発散されることなく膨れ上がっ

 ていったのです。

 夫は、仕事が趣味のような状態で、

 それ以外の趣味が一切なく、この頃

 には、

  たばこ

 と、

  ギャンブル(※パチンコなど)

 をやめていたため、発散する物や場

 所がなかったんですよね。

 

 さて、次回ですが、

  【ついにメンタル崩壊!:本庁で

  の2年目】

 について書こう思います。

 では、また👋。 

 

  

    

 

夫がメンタル崩壊した理由Part10😖

読者の皆さん、こんにちは、MARIです。

今日は土曜日ですね。

何だか1週間が非常に早い気がします。

私だけでしょうか😅?

 

先日からコロナウィルスのワクチン接種

が開始されましたね。

私は、医療従事者ですので事前にワクチ

ンの早期接種に伴う希望調査がありまし

た。

非常に悩んだのですが、

 ・勤務先が、コロナの患者さんの受け

  入れをしている病院ではないこと

 ・ワクチン接種データが少なく、しっ

  かりとした判断基準(※副作用の説

  明)をあたえられなかったこと

などの理由に、賛否両論あるでしょうが

私としては2月の早期接種はお断りする

ことにしました。

 

余談ですけど、

 ・政治家の先生方がワクチン接種の促

  進をしている割には、先生方が打つ

  ことなく、医療従事者で接種データ

  を取ろうとしている可能性が少なか

  らずあること

も理由の一つでした😒。

 

さて今回は切りよく第25話となります。

サブタイトルは、

 【ついにメンタル崩壊へ】

になります。

いよいよ、夫がメンタル崩壊へと加速

していった経過が明らかになります。

 

(1) 4つ目の配属先への異動

  前回のブログで書きましたが、夫は

  30歳で2回目の昇進試験にパスし、

  役職を一つ上げています。

  そして31歳となる年3月に、新配属

  先へ異動となりました。

  その配属先で夫は2年間、花形部門

  と異なる部門で勤務をしました。

 

  夫は2回目の昇進試験をパスしたこ

  とで現場の管理者的な立場になりま

  した。

  仕事的には、現場での責任を負った

  り、部下の育成をしたり、プロジェ

  クトをまとめたりといった感じにな

  ります。

  具体的には「係長」と呼ばれるよう

  になりました。

 

  この配属先でも、部下に恵まれたの

  か、それなりの成果を残していたよ

  うです。

  そして、それを理由に花形部門にも

  しょっちゅう呼ばれ、その部門の仕

  事にも従事していたみたいです。

  

  確かに、休みなかったもんなぁ~。

  

  この時の夫は、体力的にも精神的に

  も疲れているような感じに見えまし

  たが、比率的には精神的に疲れてい

  るほうが大きかったような気がしま

  す。

 

  私がそのように感じたのは、夫が、

   ・職場から家に帰ってくると自室

    にこもり、遅くまで机に向かう

    ことが多くなったこと

   ・係長になって責任感が増したの

    か、または性格上?(※やるこ

    となすこと自信が持てないなど

    。)の問題なのか、

     「あのプロジェクトはこうし

     なきゃいけない。」

    とか、

     「このプロジェクトはいつま

     でにどうしなきゃいけない。

     」

    などと独り言の回数が多くなっ

    たこと

   ・寝室に仕事の参考文献などを持

    ち込んでは読みふけり、そのま

    ま寝落ちすることが多くなった

    こと

  などが 理由になります。

 

  本当に係長になってから、大袈裟で

  はなく24時間仕事のことを考えてい

  るように見えました。

  

  私自身、その状況を見て、  

   この人、大丈夫かな?

   少しは、頭を休めたほうがいいの

   に。

  と思いましたが、その配属先で夫が

  就いた部門は、以前も携わったこと

  のある部門でしたので、

   でも、まぁ~大丈夫かな。

   何とかなるんじゃないか。

  と思い、積極的に声をかけることは

  しませんでした。

 

  ただ・・・、何度も言うようですが

  夫は、

   ・100点至上主義による失敗への恐

    れ

   ・成功体験ができない状態の指示

    待ち

   ・自己肯定感が低く自分に価値を

    見出せない

  と思いを抱えた上に、

   生真面目で正義感が強く優しい人

   間

  なのです。

  ですから、31歳の年に係長という責

  任を伴う立場に就いたことは、夫に

  とって相当のプレッシャーになって

  いたのだと思いますし、のちに夫自

  身、

   「自分の能力以上のプロジェクト

   を任せられ、全て、自分で考えて

   こなしていたので辛かった。」

   「人に任せて逃げるようなことは

   できなかった。」

  と言っています。

 

  え?自分の意思で昇進試験を受けたん

  でしょ?って・・・。

  実は、そこに闇があるのです・・・。

  その闇については、次回以降で。

 

(2) 5つ目の配属先である本庁への異動

  先程書いたとおり、夫は31歳の年に

  係長として異動した4つ目の配属先

  で2年間を無事?に過ごし、33歳に

  なる年に県庁所在地にある本庁へと

  異動になりました。

  夫が就職した官庁の総本山です。

 

  部門はというと・・・、今まで全く

  経験したことのない部門でした。

  夫は、本庁への異動の内示が出てか

  ら、着任するまでの間、今まで以上

  に独り言が多くなりました。

  私が覚えているは、

   「どうしよう・・・、俺、全く経

   験したことないよ。」

   「係長だから、仕事のことなんか

   人には聞けないし・・・。」

   「上司からだって求められること

   が多くなるだろうし・・・。」

   「知り合いがいない・・・。」

  といった独り言でした。

 

  また、夫にとって今までに経験のな

  い部門でしたので、手元にお守り代

  わりの参考文献もなく、とにかく、

  その期間は常におどおどしているよ

  うに感じました。

 

  当時、夫の精神状態?を把握しきれ

  ていなかった私は、

   まだ、33歳だし、失敗したってい

   いじゃん。

   失敗したら、異動すればいいんだ

   し。

   知らない人ばかりなのは、今まで

   と一緒じゃん。

  と思ったので、元気づけようと、夫

  に何度か声を掛けたのですが・・・。

  

  夫の心はここにあらずといった状態

  でした。

  

  なんせ、夫という人間は・・・、そ

  うです、

   ・100点至上主義による失敗への

    恐れ

   ・成功体験ができない状態の指示

    待ち

   ・自己肯定感が低く自分に価値を

    見出せない

  といった思いを抱えた人で、さらに

   毒親のトラウマと抱え、祖父や父

   の期待(※父親は実際に期待して

   いたかは不明ですが。)を背負っ

   ていた?

  ため、心の中に常に、

   絶対、失敗できない!

  といった気持ちがあったのだと思い

  ます。

 

  ちなみに夫は現在までに、本庁の同

  じ部門に10年間在籍しています。

  長いですよね~。

 

  夫は本庁勤務で5年目にメンタル崩

  壊、所謂、「うつ病」を患うのです

  が、その5年の間に、

   ・経験不足による心労

   ・長期間の県外派遣

   ・上司との衝突

   ・上層部からの昇進指令 など

  の仕事上でのストレスと、

   ・給料の減少と借金(※住宅ロー

    ン)

   ・子育て(※子どもの進学関係)

    など

  の家庭内でのストレスが重なって

  しまい、夫に大きくのしかかった

  のです。

  そして、廃人と化し、ブラックホ

  ールの中へ突き落されたのです。

 

  夫が本庁に行ってからの苦労?や

  心労?の状況などについては、後

  日お話しするということで・・・。

 

<ここからは、いつもの夫婦劇場😊>

私:TAKAくんが異動した本庁ってどんな

  ところなの?

夫:そうだなぁ~。

  なって言ったらいいんだろうなぁ~。

  最高幹部が在籍する場所で、それ以

  外に3つのタイプの人間が在籍する

  ところかな。

  具体的には、

   ・出世の早い若い幹部候補生で更

    なる高みを目指すプライドを持

    ったタイプ

   ・中年で仕事ができる職人気質の

    プライドの塊のようなタイプ

   ・多忙な現場では結果が出せたな

    いけど本庁のビックプロジェク

    トの歯車の一つとしてなら働け

    るプライドの高いタイプ

  の人間が大多数を占める職場だよ。

  わかるかなぁ?

私:???

  とにかくすごいところなんでしょ。

  プライドの高い人間ばかりってこと

  でしょ。

  助け合いはなさそうな感じだね。

  でも、ほとんどがノンキャリアでし

  ょ?

夫:そうだね。

  ちなみに、俺が配属されたのは、本

  庁組織内のブレインと言われる部門

  で3つのタイプの中でも特にプライ

  ドの高い人間の集団だったんだ。

  表面上は仲良くやっているように見

  えるけど、裏では互いをけん制しあ

  うような・・・。

私:なんか、ドラマみたいだね~。

夫:遠からずってとこかなぁ。

  だから経験があるかないなんて関係

  ないし、自分が認められるためには

  同僚であろうと蹴落としていくこと

  もあるんだよ。

  そんな獣のような人たちの中に、子

  鹿(※完全未経験の33歳の若い係長

  )が放り投げられたんだから、そり

  ゃ~大変だったよ。

私:そうだったんだね。

夫:余談だけど、本庁には、母親のよう

  な性格の人間が何人もいるイメージ

  だった。

  だから、いつまでたっても・・・。

  まぁ~、今日はこの辺で・・・。

 

※夫もああ言うので、今回はこれで終了

 します。

 夫は本庁に行ってから、仕事場では常

 に緊張状態で、家に帰ってきてもその

 緊張状態が休まることはなかったよう

 です。

 なんとなく私も、夫の状態が、これま

 での配属先だった頃の夫の状態と違っ

 ているような感じは受けましたが、

 まさか、その後、メンタルが崩壊する

 なんてことは夢にも思っていませんで

 した・・・😨。

  

 さて、次回からは、

  夫がメンタル崩壊するまでの本庁で

  の5年間

 につて書いていくことにします。

 では、また👋。