メンタル崩壊!アラフォー男と家族の奮闘記

メンタル崩壊!アラフォー男と家族の奮闘記

30代でうつ病になった人間と家族のその後の生き方。

夫がメンタル崩壊した理由Part6😩

こんにちは、MARIです。

いよいよ、息子(※二男)の公立高校入試

が近づいてきました。

日程は、令和3年3月の第一週目の2日間

で、1日目が筆記試験、2日目が面接試験

となります。

私は母親として、日々、頑張っている息子

の姿を見てきているため、何とか合格させ

てあげたいなぁとは思うのですが、さすが

に、こればっかりはどうすることもできま

せん。

 

そんな私に、夫のTAKAは、

 「私立高校が合格しているんだから、あ

 とは、本人次第だよ。」

 「親は、結果を受け止めて、状況に応じ

 て対応してあげればいいんだよ。」

と言い、息子には、

 「お父さんは、覚悟を決めている。」

 「どんな状況でも受け入れるから、あと

 少し、全力で自分を信じて頑張れ。」

って声を掛けていました。

私にとっては素晴らしい夫、息子にとって

は頼りになるお父さんですよ、本当に・・

・。

 

さて、過去のブログにも書いたとおり、私

は、夫から、夫が育った家庭環境について

説明を受ける中で、あまりにもひどい状況

(※個人差はありますが・・・。)である

と感じ、その家庭環境に恐怖すら感じまし

た。

そして、夫はその家庭環境で、

 ・100点至上主義による失敗への恐れ

 ・成功体験が経験できないことでの指

  示待ち

 ・自己肯定感が低く自分に価値を見出

  せない

といった思いを抱えた人間へと成長して

いき、その後、ついに、進学した地元の

高校で私と出会うことになるのです。

 

では、第21話、サブタイトル、

 【毒親による虐待など:高校生時代】

について書いていきます。

 

ちなみに、私と夫は高校のサッカー部で

知り合い、その後、2年生の時に同じク

ラスになったことで仲良くなり、3年生

の5月から付き合うことになりました。

そして、7月頃から、お互いが、夫の実

家や私の実家に行き来するようになって

います。

 

(1) 夫の両親の関係性

  私が、まだ、夫の実家に出入りする

  までの1年生や2年生の頃の、両親

  の関係性を聞きましたが、夫曰く、

   「親同士の会話は全くなかったと

   思う。」

  と言っていました。

  とはいっても、この頃、夫は家族の

  集まる居間や台所には、食事の時し

  か行かず、殆ど自室にこもっていた

  ようで、実際は、どんな状況だった

  かはわからなかったみたいです。

 

  ちなみに、私が夫の実家に出入りす

  るようになった3年生の時には、夫

  の両親は、それぞれが、個人的に私

  に話しかけてくれていたような・・

  ・。

  いや、お義父さんは、ほぼ無視でし

  たね😅。

  私の記憶では、

   夫の父親は、極端に口数が少ない

  し、

   夫の母親は、話し出すと一方的で

   時々、私の食事作法などに、やん

   わりと毒づく

  といった感じでした😅。

  そして、この時、私自身も、夫同様

   夫の両親が同じ部屋にいても互い

   に話し合う様子をほぼ見たことが

   ありません

  でした。

  この親同士の会話がないということ

  は、当時、夫から聞いてはいました

  が、実際に見て衝撃を受けたのを覚

  えています。

  自分の両親と比べると、親同士の距

  離感にだいぶ差があったように感じ

  ます。

 

  また、この時期、夫は私がいた時で

  すら、

   父親と母親とは、ほぼ喋らない

  といった状態でした。

  思春期男子なんで、まぁ、そんなも

  んかなぁ・・・。

  でも、たまに夫が母親と喋る時は、

  夫の目が死んでいるように見え、

  関係性の悪さはヒシヒシと感じたこ

  とも・・・。

 

(2) 夫と両親との関係性

  高校1年生や2年生の頃は、夫曰く

   父親とほぼ会話をしてないから、

   関係性は良くも悪くもなかった

  とのことでした。

  一方、この時期の母親との関係です

  が、今までどおり、悪かったと言っ

  ています。

  特に母親からは、中学校の頃から、

   夫と出来のいい親戚の子や夫の同

   級生を比べ

  ては、夫に対し、頻繁に、

   何であんたは、こうも出来が悪い

   んだろう

  といった感じの言葉を投げ付けられ

  ていたようです。

  このような言葉は、高校3年間もこ

  とあるごとに言われ続けたみたいで

  す。

  夫曰く、この中学生から高校生まで

  の計6年間で、

   ・人と自分を比べ、「自分は全然

    ダメだ。」と感じる気持ちが強

    くなっていった。

   ・自分を否定することが常態化し

    ていた。

  とのことでした。

  夫と同じ高校に通っていた私からす

  ると、

   夫は成績が良く、先生に好かれる

   優等生タイプ

  といった印象でしたが、自分ではそ

  んなことを思っていたんだなぁ・・

  ・。

  

  高校生時代は、夫自身、私に家庭環

  境などを詳しく説明してくれなかっ

  たので、まだ、夫の深層心理を理解

  するところまでのはいっていません

  でした。

 

  しかし、一方で、夫は私に対しては

  非常に優しく接してくれ、大切にし

  てくれました。

  ただ、時折、私以外の同級生などに

  は、食って掛かることがあり、精神

  的に不安定な面を見せたこともあり

  ました。

  これらは、今思うと、

   全て両親の確執、特に母親との確

   執が原因

  だったんですね・・・。

 

(3) 母親の毒親っぷり

  夫は、高校3年生のエピソードをも

  とに、母親の毒親っぷりを話してく

  れました。

  高校3年生の時期、夫は、

   大学に行って公務員になるか、高

   校卒業後に公務員又は会社員にな

   るか

  で進路を迷っていました。

  ただ、ヒステリックな教育ママであ

  る母親の頭の中に、当然ながら、

   夫が高校卒業後に公務員又は会社

   員になる

  という選択肢はなかったのでしょう、

  ことあるごとに、夫に対し、

   いい大学、有名大学に行きなさい

  といったニュアンスのことを頻繁に

  言ってきたようです。

 

  このため、夫は、迷いながらも母親

  を納得させるため、自宅近くの学習

  塾へ通っていましたが、正直、進路

  に迷っている状況でしたので、結果

  的には思った以上に成績を上げるこ

  とはできていなかったみたいです。

 

  ちなみに、夫の成績ですが、私の知

  る限り、評定平均は高校2年生の終

  わりまでで、5段階評価の「4.3」以

  上あり、学校指定の有名私立大学の

  推薦をもらえるレベルにいました。

  しかし、3年生には、先程のように

  進路に迷いが生じていたことなどが

  原因で評定平均が「4.2」以下に落ち

  てしまい、推薦も、有名私立ではな

  く、地元のランクが落ちる私立大学

  しかもらえない状態になっていまし

  た。

 

  そして、その話を夫が母親にすると、

   「〇〇大学なんて誰でも行けるで

   しょ。」

   「そんな大学なんて、推薦で行く

   必要ないでしょ。」

  と毒づいたようです。

  夫は、その母親の毒づきにショック

  を受け、進路についてさらに悩んで

  いました。

 

  そこで夫は意を決して、母親ではな

  く父親に進路の相談をしたようです。

  よく、それまで殆ど話したことのな

  い父親に相談したなぁ~って思いま

  すが、おそらく、もう相談できるは

  父親しかいなかったんでしょうね。

  母親への進路相談は論外だったでし

  ょうから・・・。

 

  そして夫が父親に相談したところ、

  父親は、

   「俺は、高卒で警察になって、そ

   れなりに大変だったから、お前も、

   公務員を目指すなら、今は大学を

   出ておいたほうがいい。」

   「大学なんかは、東大に行かなけ

   ればどこも同じだろう。」

   「だから、どこの大学に行っても

   いい。」

  と思いもよらぬ言葉をかけてくれた

  ようです。

  夫曰く、

   はじめて、父親の存在を大きく感

   じた

  ようです。

 

  このため、夫は記念受験😅を含めて

  複数の大学を受験しましたが、結果

  的に、地方の無名私立大学しか合格

  することはできませんでした。

  当時のことを夫に聞くと、

   「あの精神状態、あの学力でよく

   合格できたよ。」

  と言っていました。

 

  なお、合否の判定が出た後、結果を

  母親に告げると、母親は、なんと、

   「その大学は偏差値いくつなの?」

   「そんな大学行ってどうするの?」

  と毒づいたようです。

  こんな言い方ありますか?

  毒親感半端ないですよね・・・。

 

(4) 毒親毒親の父(※夫の祖父)から

  の洗脳

  毒親である母親の状態は、先程書い

  たとおりなので割愛します。

  毒親の祖父からは、この時期も、

   「いい大学に行って、警察官にな

   れ。」

  と言われていたようです。

  もうこうなると、呪文のように聞こ

  えますよね。

 

  毒親の父(※夫の祖父)については、

  私自身、高校3年生の時に夫から紹

  介しもらっています。

  私にとっては、とても穏やかで優し

  そうないいおじいちゃんに思えまし

  た。

  確か、この頃、既に耳の聞こえが悪

  くなっていたような気がします。

  そして、そんなおじいちゃんに、夫

  はとても誠実に接しており、そうい

  点でも非常に好感が持てました。

  そんな夫でしたから、私の祖母にも

  非常に可愛がられましたよ。

 

  何度も言うようですが、私は、この

  頃、夫が、育ってきた家庭環境など

  により、

   ・100点至上主義による失敗への

    恐れ

   ・成功体験が経験できないことで

    の指示待ち

   ・自己肯定感が低く自分に価値を

    見出せない

  といった思いを抱えた人間だとは、

  とても思えませんでした。

  また、夫の両親や祖父が、夫をこん

  なに生きづらい人間にしてしまった

  のだということを一切感じることは

  ありませんでした。

  なんせ、私自身、この毒々しい話を

  聞いたのは、それから、何年か経っ

  てからですから・・・。

 

以上が、夫が育った家庭環境の

 【毒親による虐待など:高校生時代】

の話になります。

 

<ここからは、いつもの夫婦劇場😊>

私:TAKAくん、高校生時代のテストを

  受ける時の精神状態はどうだった

  の?

夫:それまでの俺と同じだよ。

  とにかくいい点を取らなきゃって

  必死だったよ。

私:そうなんだね。

  でも、3年生の時には?

  成績落ちたんだよね?

夫:うん。

私:そういえば、高校3年生の時、謎

  の胃潰瘍をわずらったよね。

  それが原因だったの?

夫:さぁ~、どうかなぁ~。

私:今でも、検診で慢性胃炎胃潰瘍

  の跡があるって、引っかかるじゃ

  ん。

夫:(※しばらく無言。)

  成績が落ちたのは、MARIちゃんと

  付き合ったことで、逃げ道ができ

  たからかなぁ~。

私:よく気分転換に夜、私の家まで走

  って会いに来てくれてたけど、実

  は親から逃げるためだったの?

夫:本当のこと言うと、1年と2年の

  定期テストは何とか一夜漬けで結

  果を残せたんだけど、模試とかは

  散々で・・・。

  そんな状態で、大学受験、特に有

  名大学なんか絶対に合格できない

  って自分でも思ってたんだ。

  だから、その状況から逃げ出した

  かった。

  それで、3年生は定期テストも結

  果を出せない状況を作れば、母親

  も諦めると思ったんだ・・・。

  だけど、やっぱり甘かったね。

  毒親感半端なかったから・・・。

  それに、親父まで大学行けって言

  うし・・・😅。

私:そんな思いがあったんだね。

夫:自分の実力は自分が一番よく分か

  ってるから。

私:いや、低く見積もりすぎでしょ。

夫:そんなことないよ。

私:話を変えよう。

  そういえば、TAKAくんはサッカ

  -部で、私はサッカー部のマネー

  ジャーだったけど、1年生大会の

  時に好成績残したよね。

夫:うん。

私:そういう時は、お義父さんやお義

  母さんは何か労いの言葉をかけて

  くれたの?

夫:MARIちゃん、これまで何の話を

  聞いてきたの?

  父親とは、殆ど会話がなかったし

  ・・・。

  母親は、勉強だけやってりゃいい

  という考えだから、スポーツの結

  果なんて全く興味なかったよ。

私:そうなんだ。

  じゃ~、3年生の時、地区大会で

  優勝して県大会に出場した時は?

  それで私たち付き合うようになっ

  たじゃん。

夫:だから~、興味ないだって俺の両

  親は😤。

私:そっか。

夫:ちなみに、俺は、スポーツをやる

  時ですら、失敗を怖がってなかな

  か思い切ったプレイができないで

  いたんだ。

  だから、いい成績を残した部分に

  フォーカスするんじゃなくて、自

  分のダメだったプレーにフォーカ

  スし、自分を責めてたね。

  だから、1年生大会後、しばらく

  部活に行ってなかったでしょ。

私:そうだったね。

  先輩とも仲良くなかったしね。

夫:何をするにも自分に自信が持てな

  かったんだよ。

私:ふ~ん。

  でも、大学に行って両親と離れる

  ことで、少しずつだけど、変わっ

  た感じがしたけどね。

夫:そうだね。

  でも、基本的には、

   ・100点至上主義による失敗への

    恐れ

   ・成功体験が経験できないことで

    の指示待ち

   ・自己肯定感が低く自分に価値を

    見出せない

  というマインドが、俺の頭の中から

  なくなることはなかったよ。

 

※今回は、この辺で終わりたいと思いま

 す。

 高校生時代は、あまり、過激なエピソ

 ードはない代わりに、地味な毒親っぷ

 りで夫の心はさらに傷付けられていた

 んだなぁと感じました。

 次回は、大学生時代となります。

 では、また👋。